『スパイラル』“ジグソウを凌駕する猟奇犯”犯行声明シーンを公開! 主演クリス・ロックのインタビューも
●「見たいと思うものがすべてつまっている」「素晴らしいトラップの数々も」
本作で主演及び製作総指揮を務めるクリスは、全米で圧倒的な人気を誇るコメディアンでありながら、“ソウフリーク”としても知られている。本シリーズの新章を立ち上げたキーマンのひとりであるクリスが、本作への熱い想いを語った。
「1作目と2作目の大ファンだけど、3作目以降ももちろん好きだよ。でも2作目までを観たとき、なんて素晴らしい作品だろうと感じたんだ」と絶賛するクリス。「ぼくはホラーも残虐描写も好きなんだけど、ここにちょっとした笑いの要素をちりばめたらどうなるんだろうって思ったんだよね。コメディ作品にしたいわけじゃない。ほんの少し笑える要素を付け加えると、すごく興味深いものができそうな気がしたんだよね」と新たなアイデアが浮かんだことを明かす。
『スパイラル:ソウ オールリセット』より (R)TM & (C)2021 Lions Gate Ent. Inc. All Rights Reserved.
『ソウ2~4』の監督を務め、本作でもメガホンをとったダーレン・リン・バウズマン監督については「ダーレンはどうすればいいシーンが撮れるかよく分かっている 。 ダーレンが監督を手がける作品はどれも素晴らしいよ。短いカットをつなげたり、映像の速度を速めたりすることで、様式化した映像を撮る技術を持っているから、彼が撮る作品はものすごくかっこいいんだよね。ダーレンは作品を磨き上げ、最高の視覚的要素を加えてくれたんだ」とその手腕を高く評価。
「コメディアンがホラー映画を手掛けるのは難しかったのでは?」と聞かれると「僕はずっとコメディはスパイスのようなものだと思っている。これまでコメディをメインに、沢山の作品に出演してきたけれど、『スパイラル:ソウ オールリセット』のような作品において、コメディ要素はちょっとした味付けにすぎない」と自身の考えを語り、「脚本家の二人と話をして、何度もやりとりするなかで、『基本的にジョークはいらない。恐怖に震える純粋なホラー作品を書いてほしい』とお願いしていたんだ。自分の台詞にスパイスとしてコメディ要素を加えるのは、撮影が始まってから僕がやるから大丈夫と伝えていたんだ」と裏話を披露した。
『スパイラル:ソウ オールリセット』より (R)TM & (C)2021 Lions Gate Ent. Inc. All Rights Reserved.
そして最後は「人間のあらゆる感覚に働きかけるローラーコースターのような作品だよ。人間関係のドラマが描かれているかと思えば、刑事もののアクションもあって、ちょっとした笑えるシーンもあり、極上の恐怖も十分に味わえる。要するに、見たいと思うものがすべてつまっているんだ。もちろん、素晴らしいトラップの数々もね。そうそう、この作品に登場するトラップはいままでの『ソウ』シリーズとは一味ちがっているよ」と作品を楽しみにしているファンに向けてメッセージを送った。
映画『スパイラル:ソウ オールリセット』は9月10日より全国公開。