『青天を衝け』“栄一”吉沢亮の父・“市郎右衛門”小林薫の最期に反響「とっさまありがとう」
俳優の吉沢亮が主演を務める大河ドラマ『青天を衝け』(NHK総合/毎週日曜20時ほか)第30回「渋沢栄一の父」が10日に放送。栄一(吉沢)の父・市郎右衛門(小林薫)の最期に「最高の父親でした」「思い出すだけで泣きそう」など悲しみと労いの声が相次ぎ、反響を集めている。
【写真】父・市郎右衛門(小林薫)の最期を看取る栄一(吉沢亮)
改正掛は新政府の基盤を作るため、“廃藩置県”を内密に速やかに進めることに。4日という短い期間の中、栄一を筆頭とした改正掛は「この作業を終えることができなければ、日本は必ず戦になる」「真に強い日本を作るためだ! やるしかねぇ」と自分たちを奮い立たせ、見事にやり遂げる。
ある日、栄一は父の市郎右衛門が危篤だと聞きすぐさま血洗島へ。栄一は市郎右衛門の枕元に駆け寄り「困る。俺はまだ何も孝行できてねぇ。長い間迷惑ばっかりかけて、いい年になってもとっさまに孝行してもらってる始末だ。頼む。元気になってくれ。やっと孝行できるようになったって時にいなくならねぇでくれ」と語りかける。市郎右衛門は起き上がってもう心残りはないといい、栄一の手を取り「俺はこの渋沢栄一の父だ。こんな田舎で生まれ育った己の息子が、天子様の朝臣になると誰が思うもんか。お前を誇りに思ってる」と胸の内を伝える。
栄一は涙を流しながら「うそだい」と答えるが、母のゑい(和久井映見)は「うそなもんかい。全くあんたはこんなときまで剛情っぱりだい」と涙する。市郎右衛門は「栄一、ありがとう」と感謝し、そのまま横になり、その2日後、家族に囲まれて息を引き取る。市郎右衛門が亡くなったあと、栄一は職人として生きた父の姿を振り返り、泣き笑いしながら「なんと美しい生き方だ」と父を讃えるのだった。
市郎右衛門の最期に視聴者からは「本当に美しい生き方でした」「最高の父親でした」「とっさまありがとう」「とっさまを思い出すだけで泣きそうになる」などの声が続出。また、廃藩置県を各地の藩主に伝えるシーンでは、電子音のあとに何人もの顔が一度に画面に映され、まるでリモート会議かのような演出があったが、これにも「廃藩置県がリモートで知らされるとか」「こ、これはオンライン廃藩置県!」「zoom廃藩置県」など驚きの声が数多く上がり、反響を集めていた。