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“一夫多妻”をテーマにした異色のラブコメディ 『ハレ婚。』ドラマ化決定

ドラマ

 “一夫多妻”をテーマにした異色のラブコメディ『ハレ婚。』のドラマ化が決定。気鋭の若手監督&脚本家が結集し、原作のフクザツで不思議な結婚生活を細やかにを映し出す。

【写真】ドラマ『ハレ婚。』フォトギャラリー

 原作は、2014年に「ヤングマガジン」(講談社)で連載開始以来、女性を中心に人気を集め、コミックス累計260万部を突破した同名漫画(作:NON/構成:手塚だい)。セクシーな描写が多いにも関わらず、NONによる美麗な作画や、圧倒的にリアルな心理描写が多くの女性から支持され、5年間に及ぶ連載終了後も、たくさんの新規ファンを生み出し続けている。

 東京で付き合った男性は全て既婚者。騙され続け、恋に疲れた前園小春は帰郷するが、父が病に倒れ、経営する喫茶店は借金が返せずに閉店することになってしまう。しかし、なんとしても店を守りたい小春の前に、伊達龍之介と名乗る謎の男性が現れる。小春は龍之介から借金を肩代わりする代わりに結婚してほしいと求婚されるが、彼には既に2人の妻がいた―。なんと故郷の北つばめ市は、少子高齢化や過疎化の対策として、日本で唯一の「一夫多妻制(ハーレム婚、通称ハレ婚)」が認められた特区となっていたのだ。

 いつか愛する人との結婚を夢見ていた小春は、店を守るために龍之介の“3人目の妻”となることを決意する。こうして、龍之介、“1人目の妻”の柚子、“2人目の妻”のまどか、そして小春による、フクザツな結婚生活が始まる。

 スタッフには、『ゆるキャン△』シリーズ(テレビ東京)などで原作モノの実写化に定評があり、現在放送中の『正義の天秤』(NHK)などでも注目を集める二宮崇がメイン監督を務め、さらに、『全裸監督』(Netflix)等で脚本を担当し、映画『タイトル、拒絶』等でメガホンを取るなど、いま最も注目の女性監督である山田佳奈が脚本&監督で、ドラマ『痴情の接吻』(ABCテレビ)や、『だから私はメイクする』(テレビ東京)の松嵜由衣が監督で参加するなど、気鋭の若手クリエイターが集結する。

 二宮は、「人気の作品でもあるのでプレッシャーも感じておりますが“一夫多妻制の家族の物語”という奇抜な設定の裏にある“愛とは?”“家族とは?”その深い部分を連続ドラマとして描いていこうと思います」、山田は、「原作の世界観を損なわずに、ドラマ化を通してより多くの方に届きますように。“推しがいる事が尊い”現代で、『誰推し?』なんて話題ができる作品になるのではないかなと、今から楽しみです」とコメントした。

 一方「『ハーレムネタを楽しめる女性視聴者がいるのか…?』と、長年ドラマ化を避けられてきた」と本作について明かす原作のNONは、「企画を持ってきて下さったのは『ハレ婚。』愛の熱い女性製作陣の方たちでした。時代が大きく変わったのを感じています。新しい『ハレ婚。』の誕生をいちファンのつもりで楽しみにしています!」とメッセージを寄せた。

 ドラマ『ハレ婚。』は、2022年1月よりABCテレビにて毎週日曜23時55分、テレビ神奈川にて毎週火曜23時放送。全9話。

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