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『名探偵プリキュア!』東山奈央、妖精からプリキュアへ――“宝物の1年”に込めた覚悟

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東山奈央
東山奈央 クランクイン! 写真:吉野庫之介

 テレビアニメ『名探偵プリキュア!』は、「プリキュア×探偵×タイムスリップ」という新機軸で描かれるシリーズ最新作。舞台は1999年。PHSや懐かしい言葉がさりげなく息づく世界で、名探偵プリキュアたちが事件の真相へと迫っていく。子どもにとっては“初めて”の発見があり、大人にとっては胸の奥がふっと温かくなるような記憶がある、世代を超えて楽しめる一作だ。本作で、敵サイドの怪盗団ファントムに属する森亜るるか(キュアアルカナ・シャドウ)を演じるのが東山奈央。秘密をまとったキャラクターを、息づかいひとつから丁寧に立ち上げながら、物語のもうひとつの“謎”として存在感を放っていく。そして、かつて妖精役として『プリキュア』に携わった彼女だからこそ語れる、作品への特別な想いと覚悟。その言葉の端々から、作品に注ぐまっすぐな熱が伝わってきた。

【写真】キュアアルカナ・シャドウ役、東山奈央の魅力が詰まった撮り下ろし(8枚)

■世代を超えて楽しめる『名探偵プリキュア!』

――「プリキュア×探偵×タイムスリップ」という要素が組み合わさった本作ですが、最初に脚本を読んだとき、どんな印象を受けましたか?

東山:最初にこの設定を伺ったとき、「盛りだくさんすぎる!」と思いました(笑)。特に“探偵”という要素は、シリーズを見てきた中でも予想外で、「その角度から来るんだ!?」って驚きました。

しかも私自身、ミステリーを読むのも謎解きをするのも大好きなので、1年間を通して“名探偵になった気持ち”で物語を追えると思うと、もうそれだけでワクワクして。さまざまな謎を解き明かしていく展開を、思いきり楽しめるのが嬉しいですね。

『名探偵プリキュア!』キービジュアル(C)ABC-A・東映アニメーション
――1999年が舞台となる本作ですが、“時代の空気感”を感じた部分はありましたか?

東山:私は当時7歳くらいなので、ギリギリ物心がついているかどうか……という時期なんですけど(笑)、作中にPHSが出てくると「あ、時代だな」って感じますよね。

今見てくださっているお子さんたちは、PHSはもちろんガラケーも知らない世代だと思うので、過去を描いているはずなのに、子どもたちにとっては“初めて触れるもの”がたくさんある。それがすごく素敵だなと思いました。

「ママの時代はこうだったんだよ」って親子の会話が広がるのも楽しいですし、子どもは新鮮に、大人はノスタルジックに楽しめる。同じ作品でも世代によって味わい方が変わるのは、本作の大きな魅力だと思います。

――東山さんご自身は、もしもタイムスリップできるとしたら、行ってみたい時代や、人生の中で戻りたい時期はありますか?

東山:まだ物心がつく前くらいのさらに小さい頃に戻ってみたいです。家族や親戚がすごく温かく優しく接してくれていた、っていう記憶はあるんですけど……具体的にどんなふうにしてくれていたのかまでは覚えていなくて。改めてその時間を見られたら、ちゃんと感謝したいなって思います。

……って、言いつつ。ぶっちゃけ欲を言えば、行ってみたい時代はまだまだありますね(笑)。江戸時代に行ってみたいとか。あとは逆に、未来にも行ってみたいです。自分がもう絶対に生きていないような時代に行って、世界がどうなっているのか見てみたい。スマホの“先”って何なんだろう?みたいなことも、すごく気になりますね。

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■敵サイドのプリキュア・るるかの正体は? “秘密”をまとうキュアアルカナ・シャドウ

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