伊藤沙莉、気品あふれるブラックドレスで コロナ禍に思い巡らせる<第34回東京国際映画祭>

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女優の伊藤沙莉と俳優の池松壮亮が30日、東京国際フォーラムにて開催された「第34回東京国際映画祭」レッドカーペットに出席。黒のドレスと黒のスーツというシックな装いでそろえた2人が、コロナ禍の情勢に思いを巡らせた。
【写真】大きな花の絵があしらわれたブラックのドレスで魅了した伊藤沙莉
コンペティション部門に選出された映画『ちょっと、思い出しただけ』にダブル主演する池松と伊藤。同作のメガホンを取った松居大悟監督と共に、、伊藤は一輪の花が大きくプリントされた黒のドレス、池松はブラックスーツに蝶ネクタイを合わせた装いで登場した。
作品を通して印象に残っていることを聞かれた池松は「こういう時期に、自分の人生、自分の過去、自分の記憶、そういうものに触れる機会が世界全体で多かったと思うんです」とコロナ禍の人々に思いを馳せる。「そういうことについての映画になるように、みんなで自分たちの人生の記憶を持ち寄って、過去にいろいろあったけど今は大丈夫だっていう映画になればと思っていました」と作品に込めた思いを口にした。
また伊藤は、撮影現場について「コロナ禍っていうことを良い意味で忘れた瞬間もありました」と回顧。本作ではコロナ禍以前からの6年間が描かれており、伊藤は「6年前から今にかけて、みんなの生活の仕方も変わったし、そういうところもいろんな人間関係にも関わってきているような気がしたので、感慨深いなと思いながらやっていました」としみじみと語っていた。
第34回東京国際映画祭は、日比谷・有楽町・銀座地区にて10月30日〜11月8日に開催。