宮藤官九郎×安藤玉恵、三宅弘城×ともさかりえ、松尾スズキ演出『命、ギガ長スW』で競演
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大人計画を主宰する松尾スズキが立ち上げた東京成人演劇部の旗揚げ公演となった『命、ギガ長ス』が、タイトルを『命、ギガ長スW（ダブル）』と一新し、2022年3月からザ・スズナリほかにて再演されることが決まった。
【写真】「ともさかりえ」フォトギャラリー
『命、ギガ長ス』は、作・演出の松尾スズキと女優の安藤玉恵による、2019年初演の“8050問題”をテーマにした二人芝居。今回の再演では、宮藤官九郎と初演から続投の安藤玉恵が“ギガ組”、三宅弘城とともさかりえが“長ス組”として、ダブルキャストで二人芝居に挑む。コロナ禍で以前よりも深刻化している “8050問題”というシリアスなテーマを扱いながらも、おかしみやばかばかしさ、切なさのエッセンスがふんだんに詰め込まれている。
登場人物は、認知症の年老いた母親と、その年金を当てに生活しているニートでアルコール依存症の中年の息子、その親子のドキュメンタリーを撮るため彼らに密着している映像作家志望の女子大生と、彼女を指導する大学教授の4人。
作・演出の松尾は「おもしろい二人芝居が書けたので、再演します。しかも今回は、2チーム。初演組の安藤玉恵、松尾組久しぶりの宮藤官九郎、待望のともさかりえ、屈強の三宅弘城、と、おもしろくならないはずがない4人でお送りします。人数が少ない芝居、最高！」とコメント。
ギガ組の宮藤は「松尾さんの演出も、スズナリも、いつのなに以来か思い出すのも面倒なくらい、めちゃめちゃ久しぶりです。歳食ったくせに俳優としてはほとんど成長してないことを悟られないよう、いざとなったらプチ整形しようと思います」と話す。
安藤は「松尾さんが出ない？初演は松尾さんとの二人芝居だったのに？でも『命、ギガ長ス』を再演できるなら絶対やりたい、でも誰と？え？宮藤さん？宮藤さんと二人芝居！それはもう絶対やりたい！しかも松尾さんの演出で！濃いなぁ。新しいものができそうな、無限の可能性を感じています」としている。
東京成人演劇部vol.2『命、ギガ長スW』は、東京・ザ・スズナリにて2022年3月4日～4月3日、大阪・近鉄アート館にて4月7～11日、福岡・北九州芸術劇場中劇場にて4月15～17日、長野・まつもと市民芸術館実験劇場にて4月23～24日上演。
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