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歌姫Siaの初監督作『ライフ・ウィズ・ミュージック』公開決定

映画

映画『ライフ・ウィズ・ミュージック』ビジュアル
映画『ライフ・ウィズ・ミュージック』ビジュアル(C)2020 Pineapple Lasagne Productions, Inc. All Rights Reserved.

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シーア

ケイト・ハドソン

マディ・ジーグラー

レスリー・オドム・Jr

 世界的歌姫Siaが初監督を務め、自身が書き下ろしたオリジナル楽曲でカラフルに彩るポップ・ミュージック・ムービー『MUSIC(原題)』が、邦題を『ライフ・ウィズ・ミュージック』として2022年2月に公開されることが決定した。

【写真】“顔なきポップスター”として登場したSia

 本作は、孤独に生きる女性が、明日への希望を見出すまでを描く感動作。ステージでは素顔を見せない“顔なきポップスター”として登場し、楽曲やパフォーマンス、MVでの卓越したセンスに定評があるシンガーソングライターのSiaが、初の映画監督を務める。

 Siaが原案・脚本・製作も手掛けた本作のベースとなるのは、自身の実体験。かつて薬物やアルコール依存症に陥り、自殺を試みるほど絶望した彼女を救ったのは、愛すべき友人と音楽。多くの苦しみを乗り越えてきた彼女の半生を主人公ズーに託し、“愛する”ことを学び、居場所や明日への希望を見出していく感動のドラマを、珠玉のミュージックシークエンスで描き出す。

 アルコール依存症のリハビリテーションプログラムを受けて孤独に生きるズーは、祖母の急死により長らく会っていなかった自閉症の妹ミュージックと暮らすことに。頭の中ではいつも音楽が鳴り響く色とりどりの世界が広がっているが、周囲の変化に敏感なミュージックとの生活に戸惑い、途方に暮れるズー。そこへアパートの隣人エボが現れ、優しく手を差し伸べる。次第に3人での穏やかな日々に居心地の良さを覚え始めたズーは、孤独や弱さと向き合い、自身も少しずつ変わろうとしていくが…。

 Sia自身が投影された主人公ズーを演じるのは、ケイト・ハドソン。周囲の人々との関わりの中で“愛”を知っていく孤独な女性を全身全霊で熱演し、第78回ゴールデングローブ賞コメディ/ミュージカル部門で最優秀主演女優賞にノミネートされている。

 イマジネーション豊かな自閉症の妹ミュージックを演じるのは、Siaの楽曲「シャンデリア」のMVで圧巻のダンスパフォーマンスを披露し話題を呼んだマディ・ジーグラー。良き友人にして発想の源でもあるマディが、Siaにとっての“救い”である音楽そのものをイメージした重要な役柄で存在感を発揮する。隣人エボ役には、大ヒットブロードウェイミュージカル『ハミルトン』でトニー賞最優秀ミュージカル俳優賞に輝いたレスリー・オドム・Jr.。ズーに優しく寄り添う親切な青年を繊細に演じる。

 本作のためにSiaが自ら書き下ろしたのは、全12曲。力強いメッセージを込めた楽曲の数々は、周囲の変化に敏感な妹ミュージックの頭の中で繰り広げられる、色とりどりの世界で奏でられる。その幻想的な音楽シーンでは、3名のキャストがダンスパフォーマンスとエモーショナルな歌声を披露する。

 リアルな現実ドラマとSia独自のカラフルでポップな音楽シーンが交錯する斬新な構成によって新たな体験が待ち受ける本作は、「音楽と映像の素晴らしさに加え、メッセージ性を伴ったこれまでの映画とは一線を画す特別な映画」(Variety)とメディアに称賛され、第78回ゴールデングローブ賞で最優秀作品賞(コメディ/ミュージカル)にノミネートを果たした。Siaにしか生み出せない、愛と希望と驚きに満ちた世界観に期待が高まる。

 映画『ライフ・ウィズ・ミュージック』は2022年2月全国公開。

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