ヴェノムVSエディ、恋人同士のような大ゲンカ勃発で解散の危機!? 『ヴェノム』本編映像
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12月3日公開の俳優トム・ハーディ主演映画『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』より、ヴェノムとエディ(トム)がまるで恋人同士のようにコミカルなケンカを繰り広げるシーンを収めた本編映像が解禁された。
【動画】ヴェノムVSエディ、恋人同士のような大ゲンカ!
正義感あふれるジャーナリストのエディ(トム)に、意思を持った地球外生命体シンビオートが寄生して誕生したヴェノム。マーベル史上最も残虐な悪として知られるヴェノムだが、本作では、マーベルコミック上でスパイダーマンとヴェノムが共闘して戦いを挑むレベルの強さを誇るヴィランのカーネイジが登場。連続殺人鬼クレタス(ウディ・ハレルソン)の狂気を取り込んで覚醒したカーネイジは世界を混乱に陥れ、その狂気がヴェノムに襲い掛かる。
今回解禁されたのは、共生関係にストレスを募らせるヴェノムとエディが互いの不満をぶちまけあい、まるで恋人同士のような激しいケンカを繰り広げる本編映像。
「悪人以外を食べない」という条件でエディの体に寄生していたヴェノムだが、自身の欲求を抑えられないヴェノムの行動に我慢の限界を迎えたエディは「耳元で1日中悪人を食わせろとか、アンに会わせろとか俺の生活を壊すな!」と怒り爆発。するとヴェノムは「幸運にも、お前はオレに選ばれた」と平然と言い返す。するとエディは「俺を選んだ?適合するのは俺しかいなかった。ダメダメ星人め。残虐に守るだと?何も守れない。便所掃除もできない役立たずだ!」と容赦ない言葉を投げつけていく。
どんどんヒートアップしていくエディに対し、黙って聞いていたヴェノムはついに反撃を開始。強烈な頭突きをお見舞いし、「ゴメン!やりすぎた、治してやる」と優しさを見せたかと思いきや、さらにトドメの一発を繰り出す。エディは悲鳴をあげ、あまりの痛さに顔をゆがませる。
本作のファイトシーンを担当したのは、スタント・コーディネーターのジム・チャーチマンとファイト・コーディネーターのジョージ・カービー。コミカルさの中にも痛ましさを加えたかったというカービーは「僕らが常に参考にしたのはバスター・キートンだった。伝統的な白黒のスタントだ」と、ヴェノムとエディのファイトシーンで喜劇王キートンを参考にしたことを明かす。
続けて「エディは、ヴェノムに仕返しをするにはどうすればいいかと考える。ヴェノムが一番大切にしているものは何か。それは、ヴェノムがアパートで飼っている二羽の鶏、ソニーとシェールなんだ。ヴェノムを傷つけることができるとしたら、彼の大切なペット(を利用すること)なんだ」と語っている。
バスター・キートン作品の特徴と言えば、喜怒哀楽を表に出さない「偉大なる無表情」で繰り広げられるアクション。本映像では、ヴェノムが表情を一切崩さずエディとバトルする様子が描かれており、制作スタッフたちの本作に込めた想いが伝わってくるシーンとなっている。果たして2人の大ゲンカは、カービーが示唆する通り、さらに過激な展開を迎えるのか。その結末をスクリーンで確かめたい。
映画『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』は12月3日より全国公開。