神尾楓珠×西野七瀬共演、『恋は光』映画化決定 共演に平祐奈&馬場ふみか
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秋★枝によるコミック「恋は光」が、主演に神尾楓珠、ヒロイン役に西野七瀬を迎えて映画化されることが決定した。共演は、平祐奈と馬場ふみか。本作で「恋をしている女性が光って視える」大学生を演じる神尾は「僕自身、今まで挑戦したことのない役どころなので、楽しみにしていてください!」とメッセージを寄せている。
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原作「恋は光」(集英社ヤングジャンプ・コミックス・ウルトラ刊)は、“恋をしている女性が光を放ってキラキラして視える”という特異な体質を持つ男子大学生の初恋を軸に、“恋の光”が視えるからこそ切なくて苦しい恋愛模様が繰り広げられるラブストーリー。主人公たちが恋愛感情に振り回されながら、“恋って何だろう?”と「恋の定義」について考察する姿が、連載時に多くの共感を呼んだ。
映画版では、“恋の光”が視えてしまう大学生・西条を神尾、西条に恋心を募らせるも「光っていない」と言われてしまう幼なじみの北代を、西野が演じる。平は西条と共に「恋とは何か?」を探求する東雲役。馬場は、恋人がいる男性ばかり好きになるという悪癖を持つ宿木役を務める。監督・脚本は、『ももいろそらを』『殺さない彼と死なない彼女』など、さまざまなティーンエイジャーの恋愛の形を切り取ってきた小林啓一。
西条役の神尾は、作品について「恋とは何か、恋の定義を細かく分析して、言語化して、理解していくというのは価値観のバラつきがあるものだからこそ難しいと思いますが、それでもこの映画が西条のように恋に億劫になっている人や悩んでいる人のヒントになるのではないかと思います。僕自身、今まで挑戦したことのない役どころなので、楽しみにしていてください!」とアピール。
ヒロイン・北代役を務めた西野は「大学生の『恋』がテーマになる作品ということで、経験がなく新鮮で、撮影を楽しみにしていました」と振り返る。そして「小林監督のこだわりに自分が応えられるのか最初は不安に感じるところもありましたが、撮影を重ねていくうちに、『西野さんがやることが、北代そのものに見えてきた』という風に仰っていただけて、嬉しかったです」と手ごたえをにじませた。
東雲役の平は「とても浮世離れしている現代では珍しい女の子だったので、観客の方にどうしたら違和感なく観てもらえるかなどと疑問点が多い役柄でした。自分自身、東雲と共通する部分はいくつかありましたが、感情的な部分で自分の心と近づけるのには時間がかかりました」と明かす。そして「この作品と出逢って生涯の大きな課題であろう“恋の定義”について考える面白い時間を過ごさせて貰えました。スクリーンで一緒に恋と向き合う時間を楽しみにしていただけると幸いです」とメッセージを寄せている。
宿木役の馬場は「彼女なりにブレない芯がしっかりあって、西条や北代、東雲が恋について真剣に議論している姿に影響を受けて、少しずつ変わっていく姿がとても魅力的」と演じた役柄を分析し、作品については「一人ひとりが恋に対する持論を展開し、それぞれの恋を見つけていく様が美しく描かれていると思います」と語っている。
映画『恋は光』は2022年全国公開。
【出演者・監督・原作者全文コメント】
■神尾楓珠(西条役)
まずは、無事に公開が決まって嬉しいです。今回の撮影は1ヶ月間の地方ロケでした。長期間の地方ロケは僕自身初めての経験だったので、すごく新鮮な感覚でした。もっと新鮮だったのは、メインキャラクターが男性1人に対して女性3人という構図で話が進むというところです。脚本を読んだ段階で、この関係性で話が進むのはなかなか新しく、面白いなと思いました。さらに大学生という、学生でもあり大人でもあるという難しい年頃の設定だったので、複雑で繊細だなと思いながら撮影していました。大学生ならではの青春の雰囲気が映像に出ていると思うので、たくさんの方にこの映画が届くと嬉しいです。
西条のイメージは無骨で不器用な文学青年。普段の僕とはかけ離れた言葉選びや、佇まいの役だったので、最初はなかなか掴めずに苦労しました。でも何度かリハーサルを重ねるうちに少しずつ西条の気持ちを理解することができ、自分の中で彼を演じることに対して何の違和感もなくなり、最後には一見堅苦しい西条が愛らしくなりました。この映画を観てくださった方々にも西条が愛されるキャラクターになれば嬉しいです。
小林監督は演者の特徴をよく見ていて、それらを踏まえた上で演出していく姿が印象的でした。物語の最終地点やそれぞれのキャラクターをしっかりと見据えていらっしゃったので、西条のキャラクターや心情で迷った時は、信頼して相談することができました。
恋とは何か、というものを細かく分析し、言語化して、理解していくというのは、価値観のバラつきがあるものだからこそ難しいことだと思います。本作をご覧いただければ、西条のように恋に億劫になってる人や恋愛で悩んでる人のヒントになるのではないでしょうか。僕自身、今まで挑戦したことのない役どころなので、楽しみにしていてください!
■西野七瀬(北代役)
私が演じた北代は、人前ではふざけたりしていますが、実は誰よりも周りをよく見ていて、思いやりや気遣いがあってふざけることでそれを隠しているような、なかなかできることじゃないことができる女の子です。大学生の「恋」がテーマになる作品ということで、経験がなく新鮮で、撮影を楽しみにしていました。
撮影現場の雰囲気も、皆さんそれぞれが自然体でいるようなところがあって、自分には心地良いバランスでした。地方ロケということもあり、ゆったりとした時間の流れを感じながら毎日撮影に入っていました。小林監督とは初めてご一緒させていただきました。監督のこだわりに自分が応えられるのか最初は不安に感じるところもありましたが、撮影を重ねていくうちに、「西野さんがやることが、北代そのものに見えてきた」という風に仰っていただけて、嬉しかったです。
公開を楽しみにお待ちいただけたらと思います。
■平祐奈(東雲役)
東雲はとても浮世離れしている現代では珍しい女の子だったので、観客の方にどうしたら違和感なく観てもらえるかなどと疑問点が多い役柄でした。自分自身、東雲と共通する部分はいくつかありましたが、感情的な部分で自分の心と近づけるのには時間が掛かりました。ですが、小林監督がクランクインする前に何度か本読みを行い、アドバイスをして下さったので、自分の中でもしっかり整理して撮影に挑むことが出来ました。現場ではテスト撮影をしたら、みんなでモニターチェックをする時間を設けて下さったり、1人1人と丁寧に向き合って下さってお互いに納得のいく気持ちじゃないと中々OKを出さない事が清々しく感じられ、終わった後は凄く達成感に満ち溢れていました。
この作品と出逢って、生涯の大きな課題であろう“恋の定義”について考える面白い時間を過ごさせて貰えました。スクリーンで一緒に恋と向き合う時間を楽しみにしていただけると幸いです。
■馬場ふみか(宿木役)
私は、恋人がいる男性ばかりを好きになることを繰り返してしまう宿木役を演じました。彼女なりにブレない芯がしっかりあって、西条や北代、東雲が恋について真剣に議論している姿に影響を受けて、少しずつ変わっていく姿がとても魅力的です。一人ひとりが恋に対する持論を展開し、それぞれの恋を見つけていく様が美しく描かれていると思います。
■小林啓一監督
こんなことをここで告白するのは、自分でもどうかと思うのですが、脚本を書くにあたって、今までこんなに悩んだ作品はありませんでした。ここ二年間で数十回と書き直しました。とにかく解けないパズルをずっと解いている気分で、なかなか満足に書けませんでした。そのくらい原作の完成度が高いのです。秋★枝先生、恐るべしです。
なかなかゴールに辿り着けなかった脚本に比べて、撮影はキャストやスタッフのおかげで順調でした。特にキャストは皆、非常に魅力的でした。神尾さん、西野さん、平さん、馬場さんのそれぞれ新しい側面をお見せすることができると思います。
まだ編集段階ですが、早くお届けしたい気持ちでいっぱいです。リアリティとファンタジー要素が混ざり合う珍しいタイプの恋愛映画になると思います。楽しみにしていて下さい。僕も楽しみで仕方ありません。
■秋★枝(原作)
恋は光、実写映画化のお話を頂いた時はとても驚き、嬉しかったです。これも応援してくださった皆様のおかげです。
さらに、脚本を読ませて頂いてからずっと完成が楽しみでした。登場人物や内容共に、私の作った物をより深めて頂けていると感じています。色んな場面で、「ああ、こういう見せ方があったのか…!ああ、このセリフ素敵だな…!」と私も描き手として、また一人の読み手として楽しませて頂きました。
原作を読んで下さった方にもきっと楽しんで頂けると思いますので、ぜひご覧になって頂けると嬉しいです。