ふかわりょう、神尾楓珠、岩田剛典、大河ドラマ初出演 27年『逆賊の幕臣』新キャスト発表
松坂桃李が主演を務める2027年の大河ドラマ『逆賊の幕臣』(NHK総合ほか)より、宅麻伸、ふかわりょう、神尾楓珠、岩田剛典、北村一輝、柄本明の出演が発表された。将軍や老中、奉行、大名など江戸城に登場する人物を演じる。ふかわ、神尾、岩田は大河ドラマ初出演。
【写真】江戸幕府12代将軍・徳川家慶役に宅麻伸 新キャスト陣
大河ドラマ第66作となる本作は、幕末を舞台に、忘れられた歴史の“敗者”=幕臣の知られざる活躍を描くエンターテインメント。幕府を倒した側ではなく、幕臣の側から幕末史を描く。主人公は、日本初の遣米使節として海を渡り、新しい国のかたちをデザインした 江戸幕府の天才。幕末に生きた“ラスト・サムライ”にして、誰よりも早くニッポンの近代化を担った“ファースト・モダン”幕臣・小栗忠順(ただまさ)。
宅麻伸が演じるのは、江戸幕府12代将軍・徳川家慶(とくがわ・いえよし)。長年君臨した父・家斉(いえなり)の死後、賄賂政治で乱れた幕府を建て直す必要に迫られ、綱紀粛正や倹約を重んじる天保の改革を行うも世の反発を抑えきれず失敗。いたって温厚な性格で何事も受け入れる「そうせい様」と陰口ばってきをたたかれることもあったが、20代の若く聡明な阿部正弘を老中首座に抜擢し、諸大名との協調体制へと切り替える大胆さがあった。外国船の脅威が見え隠れするなか、徳川の威光を改めて世に示そうと一大イベント「御鹿狩(おししがり)」を半世紀ぶりに敢行する。
ふかわりょうは江戸幕府13代将軍・徳川家定(とくがわ・いえさだ)を演じる。ふかわは大河ドラマ初出演。ペリー来航直後の大混乱期において、父・家慶の急死により将軍に就任。しかし病弱で内向的な家定は、周囲から「将軍の器にあらず」と 噂され、お飾りとして扱われ続ける。さらに子がなかったことから、本人の意思とは無関係に次期将軍をめぐる対立が激化。孤独な家定に寄り添ったのが、不遇の時代を長く過ごした彦根藩主・井伊直弼であった。国内外の問題が山積し政争がエスカレートする中、家定はのちの家茂(いえもち)を継嗣と定め、井伊を電撃的に大老に任命する。
神尾楓珠が演じるのは、江戸幕府14代将軍・徳川家茂。神尾は大河ドラマ初出演。将軍後継者争いにおいて一橋慶喜(よしのぶ)の対抗馬となり、本人たちをよそに熾烈な政争が繰り広げられた結果、13歳で将軍となる。攘夷テロが横行し幕府の権威が失墜したため、孝明天皇の妹である和宮(かずのみや)と政略結婚するが、開国を進めざるをえない幕府と鎖国に戻したい朝廷の思惑はどんどんずれていく。ついには朝廷の求めに逆らえず229年ぶりの将軍上洛を敢行。将軍後見職となった慶喜とともに京都で人質状態となる。小栗ら江戸の幕臣たちは、将軍奪還のための実力行使を計画する。
岩田剛典は老中・阿部正弘(あべ・まさひろ)を演じる。岩田は大河ドラマ初出演。飢饉や異国船の来航があいつぐ中、数えで27という若さで幕政のトップ・老中首座に躍り出た備後福山藩主。阿部は薩摩の島津斉彬(なりあきら)ら有力大名とも気脈を通じ、海防に長けた水戸の徳川斉昭を相談役とするなど、幕府内外と連携しながら国難を乗り切ろうとする。事前に入手した情報どおりにペリーが来航すると、国内のパニックをいかに抑えて戦を避けるか、待ったなしの状態に。「皆の声を聞く」という新しい手法で幕政に風穴を開けるが、それは幕府崩壊の序曲でもあった。
北村一輝が演じるのは、南町奉行・鳥居耀蔵(とりい・ようぞう)。幕府の儒者・林述斎(じゅっさい)を父に持ち、家康の無二の忠臣として討ち死にした鳥居元忠(もとただ)の分家の養子となる。徳川家に忠義を尽くすことを誇りとして出世。初登城した若き小栗は、そんな鳥居の背中に憧れを抱く。天保の改革では南町奉行として市中を厳しく取り締まり、幕府に有害とみれば決して手段を選ばないため無慈悲な「妖怪」と呼ばれる。徳川の秩序を揺るがすものとして西洋の思想を警戒し、小栗の師で儒学者でありながら西洋事情に精通する安積艮斎ら開明派を目の敵にする。
柄本明は9代水戸藩主・徳川斉昭(とくがわ・なりあき)を演じる。隠居後も「御老公」と敬愛された御三家・水戸藩の9代藩主。一見愛想のよい好々爺だが、「烈公」の異名にふさわしい老獪な策士である。若き老中・阿部の信頼を得て幕府の海防政策に関わる一方、朝廷や雄藩とも連携し、息子の慶喜を将軍後継とするべく立ち回る。日本が開国を迫られると「攘夷」を強く主張し、開国派の井伊直弼と対立して立場を追われることに。小栗は、斉昭に心酔するあまり過激な行動に出る水戸藩出身者らと関わり、攘夷派の心を知ることになる。
大河ドラマ『逆賊の幕臣』は、NHK総合ほかにて2027年1月より放送予定。
※新キャスト、制作統括のコメント全文は以下の通り。

