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ゴールデン・グローブ賞<テレビの部> 『キング・オブ・メディア』が最多5部門 『イカゲーム』も候補入り

海外ドラマ

ドラマ『イカゲーム』(2021)
ドラマ『イカゲーム』(2021) 写真提供:AFLO

 現地時間12月13日、第79回ゴールデン・グローブ賞のノミネートが発表された。テレビの部では、世界的なメディア企業を経営するロイ家一族の愛憎を描く『キング・オブ・メディア』が最多となる5部門にノミネート。世界で大旋風を巻き起こしたNetflixの『イカゲーム』もドラマ部門作品賞、男優賞、助演男優賞で候補入りした。

【写真】『イカゲーム』フォトギャラリー

 放送局別に見ると、映画の部を含めNetflixが17ノミネートでトップ。テレビの部のみに絞ると、『キング・オブ・メディア』を擁するHBO/HBO Maxが10ノミネートを獲得し、トップだった。
 
◆批判噴出…改革が求められるゴールデン・グローブ賞

 ゴールデン・グローブ賞は、例年ならばアカデミー賞の行方を占う前哨戦として注目を集める重要な賞のひとつ。しかし今年はじめに、主宰するハリウッド外国人映画記者協会(HFPA)に所属する約90名の会員のうち、アフリカ系が1人もいなかったことが明るみに出て、会員の多様性の欠如と、それによる評価基準の偏りが疑問視されていた。

 これを受け、大手スタジオや有名俳優らが、問題が是正されるまで参加の拒否を表明し、テレビ放送を予定していた米NBCは、今年の放送を取りやめることを発表している。

 対してHFPAは、今回のノミネーション発表に先立つ10月に、新たに21人の新会員を迎え、問題に対処していることをアピール。放送は行わないものの、現地時間1月9日に授賞式を行うことを発表している。

 <テレビの部>候補者・候補作品は以下の通り。
●作品賞(ドラマ)
『Lupin/ルパン』
『ザ・モーニングショー』
『POSE/ポーズ』
『イカゲーム』
『キング・オブ・メディア』

●女優賞(ドラマ)
ウゾ・アドゥーバ 『イン・トリートメント』
ジェニファー・アニストン 『ザ・モーニングショー』
クリスティーン・バランスキー 『The Good Fight/ザ・グッド・ファイト』
エリザベス・モス 『ハンドメイズ・テイル/侍女の物語』
MJ・ロドリゲス 『POSE/ポーズ』

●男優賞(ドラマ)
ブライアン・コックス 『キング・オブ・メディア』
イ・ジョンジェ 『イカゲーム』
ビリー・ポーター 『POSE』
ジェレミー・ストロング 『キング・オブ・メディア』
オマール・シー 『Lupin/ルパン』

●作品賞(コメディー/ミュージカル)
『THE GREAT~エカチェリーナの時々真実の物語~』
『Hacks(原題)』
『マーダーズ・イン・ビルディング』
『Reservation Dogs(原題)』
『テッド・ラッソ:破天荒コーチがゆく』

●女優賞(コメディー/ミュージカル)
ハンナ・エインビンデル 『Hacks(原題)』
エル・ファニング 『THE GREAT~エカチェリーナの時々真実の物語~』
イッサ・レイ 『インセキュア』
トレイシー・エリス・ロス 『ブラッキッシュ』
ジーン・スマート 『Hacks(原題)』

●男優賞(コメディー/ミュージカル)
アンソニー・アンダーソン 『ブラッキッシュ』
ニコラス・ホルト 『THE GREAT~エカチェリーナの時々真実の物語~』
スティーヴ・マーティン 『マーダーズ・イン・ビルディング』
マーティン・ショート 『マーダーズ・イン・ビルディング』
ジェイソン・サダイキス 『テッド・ラッソ:破天荒コーチがゆく』

●作品賞(リミテッド・シリーズ&テレビムービー)
『DOPESICK アメリカを蝕むオピオイド危機』
『Impeachment: American Crime Story(原題)』
『メイドの手帖』
『メア・オブ・イーストタウン/ある殺人事件の真実』
『地下鉄道 ~自由への旅路~』

●女優賞(リミテッド・シリーズ&テレビムービー)
ジェシカ・チャステイン 『ある結婚の風景』
シンシア・エリヴォ 『ジーニアス:アレサ』
エリザベス・オルセン 『ワンダヴィジョン』
マーガレット・クアリー 『メイドの手帖』
ケイト・ウィンスレット 『メア・オブ・イーストタウン/ある殺人事件の真実』

●男優賞(リミテッド・シリーズ&テレビムービー)
ポール・ベタニー 『ワンダヴィジョン』
オスカー・アイザック 『ある結婚の風景』
マイケル・キートン 『DOPESICK アメリカを蝕むオピオイド危機』
ユアン・マクレガー 『HALSTON/ホルストン』
タハール・ラヒム  『ザ・サーペント』

●助演女優賞
ジェニファー・クーリッジ 『ホワイト・ロータス/諸事情だらけのリゾートホテル』
ケイトリン・デヴァー 『DOPESICK アメリカを蝕むオピオイド危機』
アンディ・マクダウェル 『メイドの手帖』
セーラ・スヌーク 『キング・オブ・メディア』
ハンナ・ワディンガム 『テッド・ラッソ:破天荒コーチがゆく』

●助演男優賞
ビリー・クラダップ 『ザ・モーニングショー』
キーラン・カルキン 『キング・オブ・メディア』
マーク・デュプラス 『ザ・モーニングショー』
ブレット・ゴールドスタイン 『テッド・ラッソ:破天荒コーチがゆく』
オ・ヨンス 『イカゲーム』

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