吉田鋼太郎、ターニングポイントは『おっさんずラブ』「束縛の多い役柄だった」
俳優の吉田鋼太郎が1日、都内にて開催された東海テレビ×日本映画放送共同製作連続ドラマ『おいハンサム!!』の囲み取材に出席。自身のターニングポイントとなった作品として『おっさんずラブ』を挙げた。
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1月8日より放送を開始する同作は、クスッと笑えてお腹が空く、ありそうでなかった全く新しいラブ&ファミリードラマ。3人娘の幸せを願って奮闘する父親・伊藤源太郎を吉田が演じる。
吉田は「原作が伊藤理佐さんという漫画家の方の、非常に人気な漫画なんです。『おいピータン!!』という、とってもほんわかしててコミカルで柔らかいタッチの漫画なんですが、それとは切り離して考えていただいたほうがいいのかなという気がしています」とコメント。
「少し漫画とは違うリアリティとかいうものが必要になってきますので…『漫画と違うじゃないか』と言われることもよくあるんですけれども、あくまで漫画のテイストはきちんと残しつつ、新しいものにしていきたいと、まず最初に思いました」と吐露した。
自身が演じる源太郎については「3人の娘たちのことが大事でしょうがないんだけれども、面と向かって具体的に口出しはできない、口数が少ない、でもなにかの行動によって娘たちへの思いと愛を伝えたいという微笑ましい、頑張っているなというお父さん像というのが全編を通して流れております」と解説。
言いたいことを言えない源太郎に反し、自身は「僕はやっぱり、ちゃんと言うことは言わないと。人間というのは喋ってなんぼじゃないですか。伝わらないと大変なことになっちゃったりするので」と、できるだけ言葉で人に対して伝えるようにしていることを告白した。
今作での心掛けについては「いい加減な演技をやめようと思ってる(笑)。とりあえず今回の課題としてはアドリブをやめようと。そうするとまた違う自分になれるんじゃないかな、発見もあるんじゃないかなという気がする」と明かす。
さらにこれまでの出演作品で、自身のターニングポイントになった作品を聞かれると「『おっさんずラブ』がターニングポイント。難しいんですよ、演じるのが。超えちゃいけないところがあるし、でもある程度大きく表現しないといけないしっていう、ある意味束縛の多い役柄だったので、そこをどうやって突破していくかということをいつも考えながらやっていました」と振り返った。