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大原櫻子主演『ミネオラ・ツインズ』いよいよ開幕 双子の難役を「精一杯生きていきたい」

エンタメ

舞台『ミネオラ・ツインズ』の様子
舞台『ミネオラ・ツインズ』の様子 舞台写真撮影:宮川舞子 写真提供:シス・カンパニー

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八嶋智人

 女優・歌手の大原櫻子が主演を務める舞台『ミネオラ・ツインズ~六場、四つの夢、(最低)六つのウィッグからなるコメディ~』が、あす1月7日、東京・青山のスパイラルホールにて開幕する。初日にあたり大原は「約1カ月の公演期間中、この特別にエネルギーが必要な『マーナ』と『マイラ』を精一杯生きていきたいと思っています」とのコメントを寄せた。

【写真】小泉今日子、八嶋智人を相手に熱演を見せる大原櫻子

 本作は、1950年代から80年代の激動の時代に、女性たちが何を考え何を体験してきたかを痛烈な風刺を込めて描いたダーク・コメディー。主人公は、ニューヨーク郊外の小さな町ミネオラで生まれ育った一卵性双生児の姉妹マーナとマイラ。見かけは全く同じなのに、性格は正反対。約30年の長い年月の中で、常に「両極」から対する2人の姿に、「激動の時間」が楽しめる疾走感あふれるステージとなっている。

 日本初上陸となる本作で、作者ポーラ・ヴォーゲルは、この運命の双生児姉妹を、一人の女優がカツラと衣装を目まぐるしく変えながら演じ分けるよう、戯曲の冒頭に指定した。そして、「常にホルモンの影響による興奮状態で演じて欲しい」とも。その難題に、芝居と音楽の両分野を自在に行き来する大原櫻子が果敢に挑む。そして、この姉妹の狂乱の渦には、小泉今日子と八嶋智人もそれぞれ二役を演じながら参戦。小泉が、大原演じる双子姉妹それぞれの恋人役、八嶋が双子姉妹それぞれの息子役を演じる。

 主人公の双子姉妹マーナとマイラを演じる大原は「稽古が始まる何か月も前から、台本を片時も離さず、この戯曲に向き合ってきました。台本も早々に1冊ボロボロになってしまったほど(笑)。そして、実際に稽古が始まってしばらくは、本当にゴールが見えてくるのか不安で、生みの苦しみと闘っているような毎日でした。でも、小泉今日子さん、八嶋智人さんという心強い先輩たちに支えられ、ようやく光が見えてきました」としている。

 八嶋は「真ん中に立つ大原櫻子さんが日に日に役を進化させてゆくさまは本当に凄い! 僕は大原さんの14歳の息子役。無理あるぞと思うでしょ?それも演劇の醍醐味!是非そこも楽しんで下さいませ」と作品をアピール。

 大原演じる女子高生・マーナの婚約者・ジムを演じる小泉は「個人的には、若いジムがオジサンみたいにならないよう頑張らないと!」と笑った。

 シス・カンパニー公演『ミネオラ・ツインズ~六場、四つの夢、(最低)六つのウィッグからなるコメディ~』は、東京・青山のスパイラルホールにて1月7~31日上演。

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