『クリミナル・マインド』、2021年アメリカで最も配信されたドラマに
配信サービス各社がしのぎを削り、オリジナル作品に力を入れる中、昨年アメリカで最も配信された作品が明らかになった。意外にも第1位に輝いたのは、惜しまれつつも2020年にファイナルを迎えた『クリミナル・マインド FBI行動分析課』だった。Varietyが報じている。
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本作は、FBIの行動分析課(BAU)のメンバーが、異常犯罪をプロファイリングし、事件の解決に挑む物語。米CBSで2005年から放送され、シーズン15をもってファイナルを迎えた。
ニールセンの調べによると、2021年アメリカで最もストリーミングされたドラマは、Netflixでシーズン12まで配信されている本作で、時間にして339億分にも及んだそう。なお本作は、パラマウントプラスで15シーズン(集計外)、Huluでも13~15シーズンが放送されているという。
『クリミナル・マインド』に次ぐのは、Netflixで配信されている子供向けアニメシリーズの『CoComelon(原題)』。以下、『NCIS 〜ネイビー犯罪捜査班』、『グレイズ・アナトミー』、『ハートランド物語』、『マニフェスト』と続き、Netflixは上位15作品中、14本を占めた。
配信サービスのオリジナル作品に限ると、トップはNetflixの『ルシファー』で、時間にして183億分。本作は、最初の3シーズンはFOXで放送されていたが、打ち切りの憂き目にあい、ファンの熱心な呼びかけにより、シーズン4以降をNetflixで配信されることになった経緯がある。オリジナル作品でもNetflixが強く、上位15作品中12本を占めている。
一方映画作品となるとディズニー+が強かった。第1位は『あの夏のルカ』で106億分、以下『モアナと伝説の海』、『ラーヤと龍の王国』、『アナと雪の女王2』と続き、上位15作品中11本を占めた。