青柳翔主演、ヒロイン役に横山由依 鈴木聡×ラサール石井による舞台『三十郎大活劇』4月開幕
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主演・青柳翔×脚本・鈴木聡×演出・ラサール石井でおくる舞台、パルコ・プロデュース『三十郎大活劇』が、今年4月に東京・大阪で上演されることが決定。青柳、ヒロイン役の横山由依ほか、声優の入野自由、元・櫻坂46の松平璃子、俳優の近藤公園、小倉久寛らが出演する。
【写真】青柳翔が銀幕のスターに！ 舞台『三十郎大活劇』メインビジュアル
本作は、一夜にして銀幕スターに駆け上がった若者・紅三十郎を主人公にした、鈴木聡脚本で1994年に初演された作品。脚本の鈴木と演出のラサール石井とのタッグは、2020年の『阿呆浪士』（1994年初演）でも成功を収めるなど相性抜群。今回、このタッグで名作舞台をリバイバルさせる。
物語の舞台は第二次世界大戦前の日本映画黄金期。日本初のトーキー映画が誕生し、日本映画はサイレント（無声）からトーキー（有声）へと大きな改革を迎えるも、戦争の足音は近づき、映画は政府の統治下に置かれ、戦意高揚の宣伝メディアとして多数の“国策映画”が製作されることに…。そんな戦前、激動の日本映画史の中で、映画と愛と平和を愛した紅三十郎とその仲間たちの青春物語が描かれる。
主人公・紅三十郎を演じるのは、劇団EXILEをはじめ、主演映画『たたら侍』で第40回モントリオール世界映画祭ワールドコンペティション部門最優秀芸術賞を受賞するなど、俳優として目覚ましい活躍を見せている青柳翔。ヒロイン・おやつを演じるのは、AKB48の元メンバーで、2代目グループ総監督も務めた横山由依。今作がグループ卒業後初の作品となり、演出のラサール石井とは熱海五郎一座で共演している。
青柳は「今回取り組むのは、舞台は戦前、そして演じるのは活劇スター、と、初めての経験でわからないことだらけですが、それが楽しみでもあります。この素晴らしい作品を前に、プレッシャーはもちろん感じていますが、打ち勝って、やって良かったー！と思えるように、頑張りたいと思います」と意気込みを。
また、「先日、ラサールさんとお会いしまして、時代背景の参考となる作品や、考えるヒントになる知識を沢山授けていただきました。本当に膨大な知識に驚く一方でしたが、稽古に入る前にできることは何でもやって、万端に準備して臨みたいです。脚本の鈴木さん自身、『青臭い時代』とおっしゃる頃の作品だと聞き、とても驚きました。30年近く前に誕生した作品が、今もって全く色褪せていないんです。面白さはもちろん、今、この時代にも通じるメッセージ性。本当にすごいことだと思います。30年近く前に誕生した戦前の活劇スターを、現代人の自分が演じることにも不思議な縁を感じつつ、このチャレンジをさせていただけることを光栄に思います」とコメントしている。
横山は、「ラサールさんが演出される作品に呼んでいただけると聞いてとても嬉しいです」と喜びをあらわに。「昨年舞台で共演させていただいた際、私にもお芝居のアドバイスをくださったり、作品に真摯に向き合われている姿が印象的で、またご一緒させていただきたいと思っていました。第二次世界大戦が始まろうとする時代の日本映画界で生きる人々の愛や情熱を感じ、私も胸が熱くなりました。私が演じるおやつは、時代に翻弄される主人公たちを見守り、支える存在です。その時代に生きる人々の苦労や熱を伝えられるよう丁寧に演じたいと思います」と抱負を述べた。
さらに、俳優・声優として多岐にわたる活躍をみせる入野自由、今作が櫻坂46卒業後初の舞台出演となる松平璃子、数多くの映像・舞台作品で独特の存在感を醸す近藤公園、硬軟自在に演じ分ける俳優・小倉久寛らが出演。個性豊かな実力派が顔をそろえる。
パルコ・プロデュース『三十郎大活劇』は東京・新国立劇場 中劇場にて4月2日～17日まで、大阪・COOL JAPAN PARK OSAKA WWホールにて4月23日・24日に上演。
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