クランクイン!

  • クラインイン!トレンド
no image

奈良岡朋子

奈良岡朋子 出演映画作品

  • 土を喰らう十二ヵ月

    土を喰らう十二ヵ月

    制作年:2022年11月11日(金)公開

    水上勉の著書『土を喰う日々 ―わが精進十二ヵ月―』『土を喰ふ日々 わが精進十二ヶ月』を原案に映画化。長野を舞台に、山荘で自炊をしながら暮らしている作家と、東京からやってくる恋人の編集者を描く。監督は中江裕司。主演は沢田研二。共演には松たか子、西田尚美、尾美としのり、瀧川鯉八ら。料理研究家の土井善晴が作中の料理を手がける。

  • 高津川

    高津川

    制作年:2022年2月11日(金)公開

    一級河川としては珍しいダムがひとつもない清流・高津川を舞台にしたヒューマンドラマ。『RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語』の錦織良成監督が、“石見神楽”の伝承を続けながら生きる親の姿を通し、地方の厳しい現実と変わらない営みを描き出す。数々の映画やドラマに出演する甲本雅裕が劇場映画初主演を務めている。

  • 鉄道員〈4Kデジタルリマスター版〉

    鉄道員〈4Kデジタルリマスター版〉

    制作年:2020年11月6日(金)公開

    高倉健が武骨な鉄道員“ぽっぽや”を演じた1999年の大ヒット作を4Kデジタルリマスター版で上映。直木賞を受賞した浅田次郎の同名小説をもとに、ひたむきに鉄道員として生きてきた男に訪れるひとつの奇跡を描く。監督は、高倉主演で『夜叉』をはじめ数々の名作を生み出した降旗康男。キーパーソンとなる女の子の役を広末涼子が務めている。

  • 瞽女 GOZE

    瞽女 GOZE

    制作年:2020年10月23日(金)公開

    盲目の女旅芸人・瞽女が、様々な苦境に遭いながら健気に生きる姿を追ったヒューマンドラマ。厳冬の中での修業や、愛する人との別れを経験した最後の瞽女・小林ハルの半生が描かれる。『視覚探偵 日暮旅人』の子役・川北のん、第13回全日本国民的美少女コンテストグランプリの吉本実憂がハルを演じ、アニメでも活躍する瀧澤正治が監督を務めた。

  • たたら侍

    たたら侍

    制作年:2017年5月20日(土)公開

    EXILEのHIROがプロデュースを手掛け、『HiGH&LOW』シリーズの青柳翔が主演を務める時代劇。戦国時代の奥出雲を舞台に、伝統を継承し守ることを宿命付けられた青年が、真の武士へと成長していく姿を描く。EXILEのAKIRA、小林直己らが共演し、『渾身 KON-SHIN』でも青柳と組んだ錦織良成監督がメガホンを執る。

  • おかあさんの木

    おかあさんの木

    制作年:2015年6月6日(土)公開

    昭和52年より32年間、小学5年生用の教科書に掲載されてきた故・大川悦生による児童文学を映画化。『解夏』の磯村一路が監督を務め、戦争で引き離された母と7人の息子たちの情愛を描く。息子たちが兵隊にとられる度に桐の木を植えて無事を祈り続ける母を、女優・鈴木京香が演じる。いつの時代にも通じる普遍的な母の愛を感じられる1作だ。

  • まほろ駅前狂騒曲

    まほろ駅前狂騒曲

    制作年:2014年10月18日(土)公開

    三浦しをんの代表作『まほろ駅前』シリーズの劇場版第2弾。架空都市・まほろを舞台に“多田便利軒“に訪れるシリーズ最大のピンチが描かれる。前作同様、大森立嗣が監督を務め、瑛太が便利屋を、松田龍平が助手として再タッグを組みコンビ力を発揮。高良健吾、真木よう子らが共演し、 永瀬正敏ら新キャストも迎えて新たな展開を描きだす。

  • RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語

    制作年:2010年5月29日(土)公開

    古き良き日本の原風景の残る島根を舞台にした、感動のヒューマン・ドラマ。50歳を前に自身を見つめ直した中年サラリーマンの人生の再チャレンジを描く。49歳にして幼いころの夢だったローカル鉄道の運転士への転職を目指す肇を、『壬生義士伝』の中井貴一が好演。その主人公の心境を丹念に映し出す『白い船』の錦織良成監督の好演出も光る。

  • 崖の上のポニョ

    制作年:2008年7月19日(土)公開

    宮崎駿監督4年振りの新作は『ハウルの動く城』以来となる作品。海辺の街を舞台に「人間になりたい」と願うさかなのポニョと、5歳の少年、宗介の物語が展開していく。デジタル時代にあえてCGを使用せず、“手書き“にこだわったアニメーション作りを目指すことで、シンプルな絵柄の中にアニメ本来の楽しさを目指す意欲作だ。

  • 釣りバカ日誌16 浜崎は今日もダメだった

    制作年:2005年8月27日(土)公開

    舞台は基地・造船で知られる長崎県佐世保市。仕事そっちのけで釣りに夢中になっていたハマちゃんが失踪する騒動が! 金子昇と伊東美咲が、前途多難な恋に落ちる御曹司とバーの美女に扮する。また、ハマちゃんと意気投合する釣りバカ米兵役に扮するボビー・オロゴンの爆笑演技にも注目だ。

  • 半落ち

    制作年:2004年1月10日(土)公開

    作家、横山秀夫のベストセラー小説を完全映画化。元警部が愛する妻を殺害した。自首するまでの“空白の2日間“について決して語ろうとしない犯人を巡り、次々と謎が浮かび上がる……。警察内部や報道メディアなど事件を取り巻くさまざまな人々の心理を浮き彫りにしながら、ラストは号泣必至の一大メロドラマへとなだれ込む。掟破りの感動サスペンスだ。

  • 釣りバカ日誌12 史上最大の有給休暇

    制作年:2001年8月18日(土)公開

    通算14作目となる人気シリーズの最新作。前作に続いて本木克英監督が登板、おなじみの笑いばかりではなく、人生や死などシリアスなテーマを妙味あふれる料理で仕上げた異色作だ。

  • ホタル

    制作年:2001年5月26日(土)公開

    「鉄道員〈ぽっぽや〉」の降旗康男監督と高倉健が再タッグを組んだ人間ドラマ。特攻隊の生き残りである漁師が昭和の終焉に直面。不治の病に侵された妻とともにある“旅”に出ることを決意する。

  • 鉄道員〈ぽっぽや〉

    制作年:1999年06月05日(土)公開

    浅田次郎のベストセラー小説を映画化した、高倉健5年ぶりの主演映画。廃線の決まった小さな駅の老駅長が、ある少女に出会い、魂を洗われる様を描く。広末涼子ら共演者も豪華!

  • 釣りバカ日誌9

    制作年:

    【マジメ男の恋を応援ハマちゃんのラブラブ指南】 釣りファンの枠を超えて、国民的喜劇となりつつある大ヒット・シリーズの最新作。おなじみの釣りバカ・コンビ、ハマちゃん&スーさんの、仕事と恋の大騒動が軽快に描かれる。

  • 釣りバカ日誌10

    制作年:

    【生誕10周年記念作品は、スーさんの“再就職“珍騒動】 ハマちゃん&スーさんの“釣りバカ“コンビによるヒット・シリーズ第11作。社長を辞めたスーさんの再就職を描く。ゲストに金子賢と宝生舞というフレッシュなふたりが出演。

  • 釣りバカ日誌イレブン

    制作年:

    【お待たせのシリーズ最新作南国、沖縄で大騒動が!?】 浜ちゃん&スーさんの釣りバカ・コンビの掛け合いも楽しい、人気喜劇シリーズの最新作。釣りのメッカ、沖縄を舞台に、羽を伸ばしすぎた(?)迷コンビの騒動劇が展開する。

  • 星と俺とできめたんだ

    制作年:

    星川健次はナイトクラブ“地中海“のアルバイト歌手。健次の兄はアメリカ帰りの歌手マリを残して謎の事故死を遂げる。その背後には高速モーター・ボートのエンジンをめぐる企業間戦争があった。健次は兄を犠牲にした陰謀に立ち向かうが……。主役の西郷を、マリを愛する剣道家として渡哲也が脇で支えるアクションもの。

  • 釣りバカ日誌13 ハマちゃん危機一髪!

    制作年:

    【真夏の富山湾をお騒がせ! 人気喜劇のシリーズ最新作】 夏恒例の人気喜劇シリーズの新作。富山湾を舞台に万年ヒラ社員の浜ちゃんと社長、スーさんの釣りバカ・コンビが騒動を繰り広げる。ヒロイン、鈴木京香のコメディエンヌぶりも見逃せない。

  • 釣りバカ日誌14 お遍路大パニック!

    制作年:

    【お遍路をネタに壮大な笑い? 新展開を見せる人気シリーズ】 気鋭、朝原雄三監督がメガホンをとり、ぐっとエンタテインメント性が増したおなじみの人気シリーズ通算第16作目。今回は、スーさんがリフレッシュ休暇でお遍路巡りをすることを思い立ったことから、ハマちゃんもそれに便乗。不思議なスケール感に満ちた一大騒動が繰り広げられる。朝原の『サラリーマン専科』で快演した三宅裕司も出演。

  • 釣りバカ日誌17 あとは能登なれ ハマとなれ!

    制作年:

    【大人気の人情シリーズで夏を笑い飛ばそう!】 おなじみハマちゃんとスーさんが加賀百万石の石川県を舞台に贈るのは、釣りと人情と縁結び? 日本中から愛される『釣りバカ』も、はや17作目。今回のマドンナ役は石田ゆり子。大泉洋ら個性的な面々と大騒動を繰り広げる。

  • 釣りバカ日誌18 ハマちゃんスーさん瀬戸の約束

    制作年:

    万年ヒラ社員のお調子者ハマちゃんと、ハマちゃんの釣りの弟子にして社長のスーさんのコンビが、ひと騒動やらかしてくれます!今作はシリーズ開始から20年目にして通算20本目となる記念すべき作品。西田敏行と三國連太郎の黄金コンビの息の合った掛け合いはもちろんのこと、ゲストとして『武士の一分』で映画デビューを果たした壇れいが登場するのも見逃せない。

  • 釣りバカ日誌19 ようこそ!鈴木建設御一行様

    制作年:

    【ラストは必ず笑顔になれる人気シリーズ】 映画化20周年を迎える人気シリーズ最新作が登場。初めての社員旅行で大分県に出かけたハマちゃん。早速、釣りをするぞと派遣社員の波子の兄に手配を頼んだところ、思わぬ相談を持ちかけられ……。西田敏行・三國連太郎の名コンビの息のあった掛け合いはもちろん、常盤貴子、竹内力、山本太郎ら豪華なゲスト出演陣の登場も楽しみだ。

  • 博徒無情

    制作年:

    “無頼“シリーズに代表される日活ニュー・アクションの全盛期に製作されたアダ花ともいうべき任侠ものの1本。一応、主人公は渡だが、親分の仇を討つのに失敗してすぐ入獄してしまう。残された恋人の松原が苦労する部分が長く、ライバルの露口の好演も、ラストの渡の殴り込みと憤死も映画に活気を与えなかった。

  • 花と果実

    制作年:

    青春ものを得意にする石坂の原作を得て作られた、女の子のピュアな青春映画。淡路島から上京し、大学に通う活発な女の子・のぶ子。恋人であるクラスメイトの五郎と、彼女は楽しい学生生活を過ごしていた。そんなある日、病床に伏していた母の容態が悪化したという知らせを受け里帰りをするが……。

  • 螢川

    制作年:

    初恋、ケンカ、友情、そして親友の死。かつては実業家でありながら、落ちぶれて死んでいく父。母の過去、父の先妻との出会い、故郷との別れ。昭和30年代の富山を舞台に、冬から夏にかけて様々な出来事を経験していく少年の姿を描いた作品。芥川賞を受賞した宮本輝の同名小説の映画化である。ラスト、少年は初恋の少女、母、知り合いのおじさんとともに川の上流で数百万匹の螢の群れと遭遇する。このファンタスティックな光景は、彼が今まで通過してきた日常の中の感動と同次元で捉えられ、観る者の心に同一の感動を呼び起こす。また、特撮が

  • 俺は死なないぜ

    制作年:

    小気味良いアクションで人気を博した、和田浩二主演のサスペンス。日雇いバンドマンの洋二は、父が急死したことを知って、その原因を探るため、熱海へと向かう。父の死には、数々の疑問が残されていた。それを調査する洋二を何者かがつけ狙いだした。彼は父の死因の裏に、事件の匂いを嗅ぎとるが……。

  • 鉄火場慕情

    制作年:

    昭和初期の霞ヶ浦。土地の水運業を握る伊勢徳一家と、東京から乗り込んできた舛川組が激しく対立していた。伊勢徳の親分は、後継を養女・節子と代替の並木に継がそうとしたが、実の子に義理立てした節子は芸者となってしまう……。任侠ムードもあり、ラブ・ストーリーも入った人間ドラマ。

  • 抜き射ち風来坊

    制作年:

    韓国の抑留漁夫収容所から脱出を図った3人組。だが、入り江に待たせてあった船に乗り込んだのは一人だけ、残りの二人は彼に裏切られたのだった。やがて一人は監視兵に狙撃されて死亡、たった一人残されたジョーは激しい怒りを胸に、復讐の日を待つ。男たちの熱気がギラギラほとばしるリベンジ・アクション。

  • 男はつらいよ 寅次郎サラダ記念日

    制作年:

    シリーズ20年目にして、40本目の作品。俵万智のベストセラー『サラダ記念日』にヒントを得て作られた寅さんの大人の恋物語。寅は信州で出会った美しい女医さんに一目惚れ。柴又にもどった寅は、さっそく早稲田大学に通う彼女の姪を訪ねる。今回のマドンナは三田佳子。短歌好きの女子大生に三田寛子が扮し、俵万智の作品を詠ませている。

  • こころの山脈

    制作年:

    1963年のオムニバス「嘘」を撮り上げたあと、病に倒れていた吉村公三郎が3年ぶりに発表した再帰第1作。福島県本宮町本宮小学校のPTA、教師たちによる映画教育運動の一環として吉村、新藤による近代映協の協力のもとで製作された。話は、臨時教員として教壇に立ったある母親が、先生やPTAに批判されながらも誠心誠意教育を続け、ついにはそれが認められていくというもの。

  • あやに愛しき

    制作年:

    長年の貧困と過労に神経をむしばまれた妻が入院、病状は思わしくなく、ついには狂乱状態に陥る。しかし私小説作家の夫は、どんなに苦しくとも、どんなにつらくとも文学は止められぬと、妻の狂人ぶりを小説に発表しようとする。劇団民芸を主宰していた寺尾聰の亡き父・宇野重吉の第1回監督作。

  • あなたの命

    制作年:

    芸能プロ同士の抗争を、アクションを交えて描いた作品。マネージャーの不始末を肩代わりして、刑務所に服役していた、オリオンプロ社長の火野。彼は、出所後すっかり傾いたプロダクションを再建するため執念を燃やす。しかし、ライバルの新々プロ社長、大崎が妨害して……。大崎の用心棒のくせに、火野と意気投合する今川を、宍戸錠が好演。

  • 花嫁は十五才

    制作年:

    熊本から東京に出て来た17歳のむく太は、父親と二人暮らしの15歳の女子高校生、弘子と出会う。お互いに惹かれているのにそっけない態度をとる二人。そんなある日、弘子の父が死んでしまう。むく太と弘子は結婚して一緒に住もうとするが、二人の年齢では法律上結婚できない。仕方なく、アパートで同棲を始めるが……。二人の純粋な愛と情熱を、当時の人気コンビ、和泉雅子・山内賢の主演で描く青春ドラマ。江崎実生の監督デビュー作でもある。

  • 戦争と青春

    制作年:

    ヒューマニズムに裏打ちされた数々の名作で知られる今井正が、昭和20年3月10日未明の東京大空襲を背景に、戦争によって運命をほんろうされた一人の女性の姿を描いた早乙女勝元原作を映画化。工藤夕貴が現代の女子高生と、戦争の傷跡を引きずる叔母の青春時代の二役を熱演している。

  • 連合艦隊

    制作年:

    司令官、参謀、下級の兵員など、様々な階級の人々の人間模様を交錯させながら、戦艦大和が撃沈されるまで日本海軍連合艦隊がいかに戦い、いかに敗れていったかを描いた戦争映画の大作。特撮による戦闘場面とミニチュア戦艦大和が秀逸。

  • 遥かなる国の歌

    制作年:

    神戸でクインテットを結成、東京でジャズバンドとして売り出した山川らのもとに、一人の混血青年が訪ねてくる。彼は母親に会いたい一心で、何も知らずに香港から日本へ麻薬を届け、組織に追われる身だった。山川らは青年をバンドのメンバーに加え、歌を歌わせることで母を捜す手伝いをしようとするが、皮肉にも組織に見つかってしまって……。全編にジャズが響く歌謡アクション。

  • 天河伝説殺人事件

    天河伝説殺人事件

    制作年:

    内田康夫の同名推理小説を映画化したミステリー大作。事件を解決していくルポライター浅見光彦役に榎木孝明が扮し、さらに市川監督一連の“金田一”シリーズの警部役でおなじみの加藤武が、そのままのキャラクターで出演している。現地へ浅見が行って事件に遭遇する旅情ミステリー。

  • 夜の鼓

    制作年:

    近松門左衛門の姦通もの3作の内の一つ『堀川波の鼓』を翻案した、今井正監督初の時代劇。長年の江戸勤務を終えて帰宅した武士が知る妻の不義密通を推理劇的構成で描く。現在と過去を自在に交錯させる手法には橋本忍の本領が発揮されている。

  • 証人の椅子

    制作年:

    徳島で実際に起こったラジオ商殺し事件を題材とした作品で、山本薩夫が演出にあたっている。裁判費用の負担に耐えかねた洋子は無実の罪を仕方なく受け入れ、刑に服した。弁護士らの努力で真犯人らしき人物が浮かび上がるが、検察の妨害にあい特定できない。検察・警察権力による犯人デッチ上げの構造を暴く力作である。

  • 地の群れ

    制作年:

    日活を退いた熊井監督がフリー第1作にATGで“一千万円映画”として製作・監督した作品。米軍基地のある佐世保が舞台で、原爆被災者、未解放部落、朝鮮人問題が複雑に絡み、単なる社会派映画でなく日本人の原罪を追及した作品になっている。

  • すべてが狂ってる

    制作年:

    松竹ヌーヴェル・ヴァーグを意識して企画、破滅的な若者たちを乾いたカメラアイに捉えた鈴木清順監督作品。モデル出身の新人・禰津良子の奇妙な存在感が見もの。吉永小百合がワンカット、アップで出演している。アクションを積み重ねていく彼の演出スタイルは、変節する時代の表面に浮上してきた若者像をつかむのにきわめて有効であった。

  • はなれ瞽女おりん

    はなれ瞽女おりん

    制作年:

    篠田監督が滅びいく“瞽女”を北陸の美しい四季を背景に、哀歓を込めて描いた作品。病気などの原因で失明、もしくはそれに近い視力に陥った少女たちが、厳しい訓練を受けて“門付け”の旅に出るという瞽女は、日本の庶民の伝統芸能を細々と守っていると同時に、厳しい生活態度を強いられる。ある男と一夜をともにしたことから“はなれ瞽女”となったおりんは、脱走兵の男と知り合い、一緒に旅を続けることになる。これは1967年製作、篠田・岩下コンビによる「あかね雲」の物語ともほぼ一致していて、作者の反戦への願いを感じずにはいられない。宮川一夫の美しいカメラワークも印象深い。

  • 痴人の愛〈1949年〉

    制作年:

    大映のドル箱スター、京マチ子を売り出す切り札として製作された作品。谷崎潤一郎の同名小説を原作に、木村恵吾監督が“狸御殿”シリーズとはうって変わった粘着的演出で、一人の男が育て上げた自由奔放な女ナオミの官能の世界が展開されていく。原作と異なり良識的な結末は当時の世相ゆえか?

最新ニュース

  • [ADVERTISEMENT]

    Hulu | Disney+ セットプラン
  • [ADVERTISEMENT]

トップへ戻る