鈴木福、人気ミュージカル主演に「誰かと比べるような意識はしない」 “自分らしさ”探す心境語る
1990年代のニューヨークを舞台に、貧困や病などに直面しながらも懸命に生きる若者たちの姿を描いたミュージカル『RENT』。ブロードウェイで誕生し、日本でも何度も再演されている人気作に、鈴木福が出演することが決定した。鈴木はどのような心境でこの傑作に飛び込んでいくのか。話を聞いた。
【写真】もう22歳! 大人っぽく成長した鈴木福、撮りおろしショット
■“初演マーク”山本耕史に「自分が演じるマークを見せたい」
――名作ミュージカル『RENT』で映像作家を志す青年・マークを演じられることになりました。ご出演にあたり、どのような思いでいらっしゃいますか。
鈴木:『RENT』という作品自体はもちろん知っていましたし、日本版初演でマークを演じられていた山本耕史さんとは個人的にもすごく仲良くさせていただいているので、作品や役に対する思いは以前から聞いていたんです。今回「オーディションを受けてみないか」とお話をいただいた時に、何か縁のようなものを感じました。受けるからには、耕史さんに「自分が演じるマークを見せたい」という思いがあったので、すごく熱が入りましたね。
僕自身もこの業界で表現者として生きていくことを決めた中で、環境は違っていてもマークたちが目指しているところと近いものを感じています。『RENT』という作品に携われること、歴史あるシアタークリエという場所で、マークという重要な役を演じられることを、すごくうれしく思っています。
――オーディションを経て、マークを演じられることが決まった際に、周囲の反応はいかがでしたか?
鈴木:何より耕史さんに報告できたのがうれしくて、電話で「いい報告があるんです」と伝えたら「何、彼女でもできた?」なんて返されたりもして(笑)。マーク役に決まったことをすごく喜んでくれました。
また、以前ロジャー役を演じられていた中村倫也さんとも、中村さんの奥様と番組で共演していた関係で仲良くさせていただいているんですが、「何か聞きたいことがあったら言ってね」と声をかけていただいたりしました。このほかにも、これまで舞台でお世話になった共演者やスタッフの皆さんからも「ここまで来たんだね」、「楽しみにしてるよ」と連絡をいただいたりして……。作品の注目度が高いからこそ、周りからの反響が大きくて、すごくうれしかったです。
――ご家族に報告された時の反応はどうでしたか?
鈴木:伝えた時は、家族はみんなすごくびっくりしていました。妹たちは僕が舞台に立っているところを観ることを、今からすごく楽しみにしてくれています。
実は僕が、家で『RENT』の曲を歌いすぎていて(笑)。オーディションの曲とかは、妹たちはもう半分くらい覚えちゃっているんです。映画版を家で一緒に観たり、僕がいない時にも妹たちが観ていたりして、僕とはまた違う形でみんな『RENT』に影響を受けているみたいですね。
今年の年始に韓国で『RENT』を家族で見ようとしたら、一番下の妹は小学5年生だったので、年齢制限で観られなくて。ずっと劇場の外で聴こえてくる音を聴いて楽しんでいたみたいです。普段からYouTubeでブロードウェイ版や映画版の映像を観たり、家でミミの曲を歌っていたりするので、そのうち僕が妹からアドバイスされちゃうかもしれませんね(笑)。
■先輩とは比べない 目指すのは「僕らしいマーク」
【公演概要】
ミュージカル『RENT』
10月15日~11月13日 東京・シアタークリエ
11月20日・21日 広島・呉信用金庫ホール
11月26日~29日 福岡・博多座
12月4日~6日 愛知・愛知県芸術劇場大ホール
12月11日~14日 大阪・SkyシアターMBS
■スタッフ
脚本・歌詞・音楽:ジョナサン・ラーソン
演出:マイケル・グライフ
日本版リステージ:アンディ・セニョールJr.
■キャスト
マーク:鈴木福
ロジャー:木原瑠生 RIKU(THE RAMPAGE)
ミミ:Beverly 遥海
コリンズ:石井一彰 加藤潤一
エンジェル:坂口涼太郎 高橋颯(WATWING・「高」は「はしごだか」が正式表記)
モーリーン:KIMIKA 住田愛子(OVAL SISTEM)
ジョアンヌ:宮本美季 塚本直
ベニー:秋沢健太朗
ミセス・ジェファーソン:COLINA
アレクシー:Miai
ミセス・コーエン:小熊綸
スティーヴ:聖司朗
ゴードン:田村凌大
ミスター・ジェファーソン:吉岡悠歩
スウィング:KATSUHIRO(5IN)