ネルケプランニングによる子ども向け演劇ワークショップ、今年も大盛況! 達成感と手応えあふれる6日間をレポート
稽古中盤からは、作品づくりが加速。各役に分かれての細やかな演劇指導とともに、舞台上の配置を固める「ミザンス付け」や、特別講師の美木マサオを迎えての振り入れや歌稽古を実施。テーマ曲として用意された「天使テンション」の軽快なリズムに合わせてステップを踏む中で、子どもたちのテンションもさらに上がり、成果発表会へ向けたモチベーションを高めていく。
この日は、「WELCOME KIDS PROJECT」の第1弾公演となったミュージカル『Shuffle!~まぜこぜ図書館『若草三銃士物語』~』にも出演していた縁で、俳優の七木奏音がゲストとして特別参加。子どもたちと同じ目線で稽古場を共にし、大きな刺激を与えた。
順調に立ち稽古へと進み、4日目にはついに作品の前半部分を通すまでに成長。午後からはクリエイティブなワークショップが行われ、特別講師の飛田紗和主導による「衣裳づくり」と、アシスタント講師陣主導による「舞台美術づくり」が開催された。自分たちが実際に身につける衣裳や、舞台空間を彩る小道具・美術が手作業で形になっていく様子に、子どもたちは目を輝かせ、ウキウキとした表情で作業に没頭した。
5日目には、成果発表会前日としての総仕上げと、本格的な「舞台技術体験」が行われた。午前中は各役に分かれての演劇指導に加え、実際の照明や音響のタイミングを合わせる「場当たり」も経験。さらに、音響の仕込み体験の一環として、前田規寛のレクチャーのもとでプロの技術に触れるレコーディング体験を実施。自分たちの声を録音し、作品の音素材として組み込んでいく過程は、子どもたちにとって鮮烈な体験となったようだ。
午後には、学年や年齢に応じた役割分担をして「仕込み」を体験。小学生の参加者は、観客を迎え入れる客席作りを自らの手で担当し、客席スペースを設営していく。一方、中学生の参加者は木村奏太の指導を受けながら、照明機材の仕込みや角度調整を行う。自分たちの手で舞台空間が完成していく過程を体験することで、裏方への感謝と作品に対する強い責任感が芽生えていった。