音無美紀子、榊原郁恵ら実力派キャストがたくましくチャーミングな女たちを体現!/ONEOR8『台所の女たちへ』稽古場レポート
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物語が進むと、台所の会話は二代目の葬儀での出来事へと遡っていく。そこで母親の若き日を演じるのは、現在の娘たち。ふとした仕草が母と重なる瞬間があり、親子は似るものだと頷いてしまう。そうして受け継がれる癖や振る舞いこそが、人の暮らしの積み重なりなのだろう。
葬儀という湿っぽいシチュエーションながら、カラッと笑える会話劇。通し稽古を客席で見守る田村の笑い声も、何度も劇場に響いていた。ちなみに、恩田組では儀之介を恩田隆一、美代を田中真弓、京子を高乃麗が演じている。恩田組は本番を観劇したが、同じ台本でもキャラクターの手触りが違い、そこも面白い。恩田の儀之介は繊細な優しさが感じられ、田中の美代は優しいほほえみを湛えながらも、手のひらで転がすような聡明さがあった。京子も、より豪胆な部分が強調されていた印象だ。俳優が変わることで、胸にしみてくる温かさは同じでも、滲んでくる色は違ってくる。恩田組を観劇している人も、ぜひその色の違いを味わってみてほしい。
(取材・文:宮崎新之 写真:塚田史香)
舞台『台所の女たちへ』は東京・ザ・スズナリにて10月12日まで上演。
※榊原郁恵の「榊」は「木偏に神」が正式表記
【公演概要】
舞台『台所の女たちへ』
【出演】
<恩田組>
恩田隆一、和田ひろこ
田中真弓、井上加奈子、西山水木、福島マリコ、上田桃子、福圓美里、内山ちひろ、高畑こと美、中野渡亜未、高乃麗
<山口組>
山口森広、冨田直美
音無美紀子、駒塚由衣、大草理乙子、かんのひとみ、幸田尚子、高野ゆらこ、工藤さや、里内伽奈、米田マナ海、榊原郁恵(「榊」は「木へんに神」が正式表記)
【会場】ザ・スズナリ
【日時】2026年9月26日~10月12日
<恩田組>
9/26(土) 18:00
9/27(日) 13:00
9/28(月) 14:00/19:00
9/29(火) 休演日
9/30(水) 14:00/19:00
10/1(木) 19:00
10/2(金) 19:00
10/3(土) 13:00/18:00
10/4(日) 13:00
<山口組>
10/5(月) 19:00
10/6(火) 19:00
10/7(水) 14:00/19:00
10/8(木) 休演日
10/9(金) 14:00/19:00
10/10(土) 13:00/18:00
10/11(日) 13:00/18:00
10/12(月) 13:00
【劇団サイト】 https://wp.oneor8.net/