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歌舞伎座『秀山祭九月大歌舞伎』上演作品発表 片岡仁左衛門、松本幸四郎、尾上松緑、八代目尾上菊五郎ら勢ぞろい

演劇

片岡仁左衛門
片岡仁左衛門(C)松竹

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 歌舞伎座の9月公演「秀山祭九月大歌舞伎」の上演作品が発表された。昼の部は『春調娘七種』『三社祭』『ひらかな盛衰記』、夜の部は『雛鶴三番叟』『沼津』『京人形』『一條大蔵譚』と、定番の人気演目から貴重な演目まで多彩な作品が並ぶ。

【写真】松本幸四郎、尾上松緑、ハ代目尾上菊五郎ら豪華顔ぶれが集結

 明治から昭和にかけて活躍した名優・初世中村吉右衛門の功績を顕彰し、俳名「秀山」にちなみ「秀山祭」と題した興行は、二世吉右衛門を中心に2006年から始まり、9月の歌舞伎座の恒例となっている。今回も初世吉右衛門にゆかりの作品の数々が上演される。

 昼の部は、『春調娘七種』『三社祭』で幕開き。『春調娘七種』は、曾我兄弟のあだ討ちに春の風情を取り入れた華やかな舞踊。今回は“染辰團”でおなじみの市川染五郎、尾上辰之助、市川團子のフレッシュな3人がそろって届ける。『三社祭』は浅草寺境内にある浅草神社の縁起を題材にした舞踊。中村歌昇、種之助兄弟による悪玉、善玉の息の合った躍動感あふれる姿を見せる。

 続いては、軍記物の代表作『源平盛衰記』を分かりやすく再構成した『ひらかな盛衰記』。源平合戦で義経の勝利を支えた船頭・松右衛門にまつわる物語を描き、主君を思う忠義と恩愛を題材にした重厚な時代物として人気の高い「逆櫓」、また、歌舞伎座では1968年以来58年ぶりとなる「大津宿屋」「笹引き」の段を上演する。この度は、初世吉右衛門、二世吉右衛門が得意とした松右衛門、実は樋口次郎兼光を、二世のおいにあたる松本幸四郎が初役で務め、その芸を受け継ぎ、尾上松緑の畠山重忠、八代目尾上菊五郎のお筆、中村又五郎の船頭権四郎らで競演。

 夜の部は、中村魁春、中村萬壽、中村雀右衛門による『雛鶴三番叟』から。天下泰平や国土安穏を願い、めでたく舞い踊る作品だ。

 続く『沼津』は、伊賀上野で起きたあだ討ちを扱った『伊賀越道中双六』の中の人気演目。生き別れの父親と再会しつつも、実は自身のかたきであることを知った呉服屋十兵衛を、片岡仁左衛門と松本幸四郎のダブルキャストで、平作娘お米を片岡孝太郎、雲助平作を中村歌六が務め、あだ討ちの裏で繰り広げられる親子の悲劇を丹念に紡ぐ。

 日光東照宮の「眠り猫」などで知られる伝説的な彫刻師・左甚五郎を主人公とした『京人形』は、憧れの太夫に生き写しの人形を彫り上げた甚五郎と、魂を得て動き出す人形とのユーモラスな掛け合いも魅力的な舞踊劇。この度は、尾上松緑の甚五郎、中村時蔵の京人形で上演する。

 夜の部の最後は『鬼一法眼三略巻』の一幕で、平家全盛の御代に源氏に思いを寄せながらも作り阿呆として生きた一條大蔵長成の本心を丁寧に描く『一條大蔵譚』。一條大蔵長成を市川染五郎が初役で、常盤御前を中村雀右衛門が務める。

 「秀山祭九月大歌舞伎」は、東京・歌舞伎座にて9月2~26日上演(9日、18日休演)。

【公演概要】

「秀山祭九月大歌舞伎」
「秀山祭九月大歌舞伎」チラシビジュアル(C)松竹

秀山祭九月大歌舞伎

◆日程・会場
9月2日~26日:東京・歌舞伎座
※9月9日、18日は休演

◆演目
・昼の部:『春調娘七種』『三社祭』『ひらかな盛衰記』
・夜の部:『雛鶴三番叟』『沼津』『京人形』『一條大蔵譚』

◆出演
片岡仁左衛門
松本幸四郎
尾上松緑
ハ代目尾上菊五郎
市川染五郎
尾上辰之助
市川團子     ほか

【公式サイト】https://www.kabuki-bito.jp/theaters/kabukiza/play/978

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