『silent』想が紬と交際しない理由って? SNSでも考察広がる
■紬との交際に踏み切らない理由は?
第9話では、想の病気“若年発症型両側性感音難聴”が、遺伝性のものであることが判明した。過去に、「ご親族に難聴の方って? 遺伝性の病気の可能性もあるので」と医師に聞かれた律子が、「聞いたことないです!」と慌てて否定していたのは、隠したいものがあるわけではなく、息子や娘の子どもたちにも遺伝することを恐れていたからかもしれない。
佐倉隆司(利重剛)&井草華(石川恋)&佐倉律子(篠原涼子) 『silent』第9話より (C)フジテレビ
実際に、想の姉の華(石川恋)は、子どもをみごもった時、まっさきに“耳が聴こえなかったらどうしよう”と不安になっていた。「この子も同じだったら、どうすればいいの? 私のせいじゃん。私のせいで耳聴こえなかったら…」と。
そして、検査をして聴こえると分かってからも、想はずっと甥っ子の耳の様子を気にしていた。予告に、「若年発症型両側性感音難聴 遺伝」と検索する場面が映っていたということは、紬との将来を考える上でのかせになっているのかもしれない。SNS上では、「一緒にいて楽しいだけじゃなくて、その先の先を考えて怖くなっちゃうのかな」「想ってどこかで付き合うってことやその先にある結婚とかを諦めているのかな?」など紬と想が交際に踏み切らないわけを考察する声も多く上がっていた。
いよいよ、残り2話となってしまった『silent』。紬と想のハッピーエンドが見たいところではあるが、スピッツの「楓」のように、“君の声を抱いて歩いていく”お別れエンドになる可能性も出てきた。どのような形であれ、全員が少しでも前向きになるラストになってくれたらうれしい。