『夕暮れに、手をつなぐ』永瀬廉の“目の演技”に反響! 音の空豆への気持ちに変化
広瀬すず×永瀬廉で送る青春ラブストーリー『夕暮れに、手をつなぐ』(TBS系/毎週火曜22時)。1月24日(火)に放送された第2話は、ついに浅葱空豆(広瀬すず)と海野音(永瀬廉)の共同生活がスタート! それぞれの恋の歯車も回り出した。(文=菜本かな) ※本記事はネタバレを含みます。ご注意ください
【写真】また違った表情が見られる、空豆(広瀬すず)&音(永瀬廉)のツーショット
■ 空豆に、とっくに恋に落ちていた音
あなたはゆっくりと変わっていく――――――。
ヨルシカが歌う主題歌「アルジャーノン」の歌詞をなぞるように、ゆっくりと都会に染まっていく空豆。元婚約者の矢野翔太(櫻井海音)が払ってくれるはずだった実家のエレベーター代(300万円)を稼ぐため、“港区女子”にふんしてお金持ちをゲットしようとしてみたりする。
音は、垢抜けていく彼女にドキッとする気持ちを隠すように、わざと嫌味な言葉を投げかけてしまう。やはり、心の奥には寂しさもあるのだろう。音は、空豆の自由で無邪気なところを見て、“とっくに恋に落ちていた”のだから。
SNS上でも、「音くん空豆のこと、もう好きじゃん?」との声が上がっていたが、音の恋心って本当に分かりやすい。空豆が、翔太への未練を話したり、ちょっとでも雪平爽介(川上洋平)と仲むつまじげにしていただけで、分かりやすく切ない表情を浮かべるのだ。まるで、昨日まで友だちだった人が、急に遠くに行ってしまった時のような。あぁ、自分とは別の世界の人なんだなぁと悟ってしまった時のような。
そんな音を演じる永瀬の演技には、「永瀬さん相変わらず目の演技がすごい」「目の演技、表情が上手だよねぇ廉くん」といった反響も。空豆に対する気持ちの変化が伝わってくる永瀬の演技には、すごみを感じさせられる。
「空豆は、人を好きになる能力値高そう。基本、人を信じてるんだよ」
そんなふうに切なく話す音は、やっぱり空豆と自分は別の世界の人だと思い込んでいるのだろうか。自分は、空豆のようにすべてを相手に捧げた恋愛をすることができない。だからといって、夢をかなえるためにフルパワーで臨んでいるのか? と聞かれて、胸を張ってうなずけるわけでもない。
猪突猛進な空豆だったら、「そんなこと気にする?」と笑い飛ばすようなことも、繊細な音は考え込んでしまう。そんな対照的な二人の世界線が、時折混じり合う瞬間が好きだ。小学生の兄妹のように、お手玉を投げつけ合っていたかと思えば、今度は思春期の男女のように、お互いをけなし合ってみたりする。
まるで、“最後の青春”をかみ締めているかのような空豆と音。「なごり雪」の歌詞と同じく、空豆が東京から旅立つ時が来たとしても、二人はきっとこの日々を忘れないだろう。もしも、二人が結ばれたとしたら、「あの頃は、バカだったね」なんて笑い合うのだろうか。
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