『夕暮れに、手をつなぐ』“音”永瀬廉の不穏なナレーションに注目 二人の恋はどうなる?
■空豆が恋に落ちた瞬間は?
第4話は、空豆が初めて音に対して“恋する瞳”をした回でもあった。縁側でキス未遂をした時の空豆は、音のことをまだ意識していない。空豆は突拍子もないことをするけれど、意外にも恋愛となるとピュアになる。もし好意があったのなら、目を閉じて近づいてくる音を見て、ふざけた感じで笑ったりしない。もちろん、「だまされよった! イェーイ!」なんて水鉄砲を顔面に噴射することもしないだろう。
浅葱空豆(広瀬すず) (C)TBS
そんな彼女が恋愛モードに入ったのは、音の寝顔をデッサンしていた夜のこと。絵を描く時って、相手のことをじっと見つめる。こんなにまつ毛長いんだ。あどけない寝顔をするんだなぁなんて思っていると、相手の心に触れているような気分になる瞬間がある。その時、空豆は音に恋に落ちたのかもしれない。
そして、音の寝顔にそっと“キス泥棒”をした空豆。ドキドキする秘密のキスに、「キスシーン綺麗だったあ…」「リアルな女子のどきどきが溢れていた!!」「まさかの寝てる間に唇奪われちゃう音きゅん。まじヒロイン」などの反響が集まった。
しかし、第4話には音による不穏なナレーションが。
「冬の真ん中にいた僕たちは、夏を夢見てた。暑い夏を、夢見てた。僕たちは、やがてやってくる夏も、一緒にいると思ってた。少なくとも僕は、そう思ってた」
過去形ということは、7月に訪れる二人の誕生日を一緒に祝うことはできなかったのだろうか。キスをされたことを知らない音が、「ナメクジが唇の上を這っている夢を見た」と言ってしまったことで、一気に恋愛モードが冷めてしまった空豆。もうすぐ“最後の青春”が終わってしまうのなら、少しでも長く恋人としての時を過ごす二人が見たいところである。