『夕暮れに、手をつなぐ』“音”永瀬廉の“低音ボイス”に反響! 「急に男を感じさせる」
広瀬すず×永瀬廉で送る青春ラブストーリー『夕暮れに、手をつなぐ』(TBS系/毎週火曜22時)。2月21日(火)に放送された第6話は、浅葱空豆(広瀬)の不安を払拭する海野音(永瀬)の「行くわけねぇじゃん」に、「全部好き!!」と反響が集まった。(文=菜本かな) ※本記事はネタバレを含みます。ご注意ください
【写真】色んな感情が入り混じった、第6話の海野音(永瀬)の表情もステキ
■低音ボイスに反響
「手の届かん人になると? 遠くへ行ってしまうとかね?」
デビューを目前に控えた音に、空豆は問いかける。きっと彼女は、大きな夢を追いかけている人が、ちょっぴり怖いんだと思う。世界のトップデザイナーとして活躍している母・浅葱塔子(松雪泰子)は、幼い自分を捨てて出て行った。だから、「遠くの人を楽しませる人は、近くの人を悲しませる」と。
空豆は、勝気な女の子に見えるけれど、実は繊細だったりする。でも、言動が大雑把だから、周囲からの理解を得るのが難しい。彼女が、“男の人の足音が怖い”なんて思うタイプであることを、分かってくれる人はなかなかいないだろう。
それでも、生きてこられたのは、そばに一番の理解者・矢野翔太(矢野翔太)がいてくれたから。だから、その支えをなくしたら、うまく歩けなくなってしまった。空豆は自立しているように見えるけれど、いつもどこかに依存先を探している。
海野音(永瀬廉)&浅葱空豆(広瀬すず) (C)TBS
しかし、音には飛び込むことはできない。それは、彼が大きな夢を追いかけているからだと思う。デビューをしてしまえば、ずっと横にいられるわけじゃない。夢をかなえるということは、すぐに既読がつかなくなること。「今すぐ来て」とSOSを出しても、飛んでは来てくれない。
「(遠くに)行くわけねぇじゃん」
音はそう言ったけれど、いつか絶対に変わってしまう日が来る。“今までのまま”ではいかなくなる日が、着々と迫ってきている。
警戒心が強い空豆は、きっと気づいているのだろう。音が、自分のそばからいなくなることを。自分自身も、デザイナーへの道が開き始めていることを。だから、“90度の距離”で、音をブロックしているのかもしれない。案外、臆病なのは音よりも空豆の方だったりする。
ただ、音の「行くわけねぇじゃん」には信じてしまいたくなる魔力があった。SNS上でも、「声のトーンも微笑みもシャボン玉吹く横顔も全部好き!!」「急に男を感じさせる低音ボイスが良き」「言い方、声、良すぎない!?」との声が上がってたが、いつもとはちがう音の余裕たっぷりな表情に、引きつけられた。当たり前のように伝えた「行くわけねぇじゃん」は、空豆の不安な心を溶かすことができただろうか。
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