『夕暮れに、手をつなぐ』“音”永瀬廉のナレーションが意味深 「空豆生きてるよね?」と心配の声も
■すべてが過去形な“音のナレーション”
『夕暮れに、手をつなぐ』で印象的なのが、音のナレーション。『映画ドラえもん のび太と空の理想郷(ユートピア)』で声優に挑戦している永瀬の“声”は、やっぱりいい。心にじんわりと染み渡る。
しかし、音のナレーションはいつも過去形なのが気になるところ。例えば、第4話では「冬の真ん中にいた僕たちは、夏を夢見てた。暑い夏を夢見てた。僕たちは、やがてやってくる夏も、一緒にいると思ってた。少なくとも僕は、そう思ってた」と、まるで空豆がどこかに消えてしまうようなナレーションが。
第7話でも、「僕たちは、夕暮れに手をつないだ。夏の花火を夢見ながら。でも、僕たちに夏は来なかったんだよな。二人の夏は、なかったんだ」と意味深なナレーションが入っていた。まるで、どちらかはもうこの世にはいないかのような。
浅葱空豆(広瀬すず) (C)TBS
SNS上でも、「空豆生きてるよね?」「現在の音くんは、どこに居るの?」「死亡フラグやめて」とバッドエンドを想像して苦しむ視聴者が続出している。
たしかに、そう考えると、葉月心(黒羽麻璃央)が「空豆ちゃんのスピードだと、人生早く終わっちゃいそう」と言ったのも、フラグのように思えてくる。だが、せっかく手をつなぐところまでたどり着いた空豆と音が、もう二度と会えなくなるなんて、考えただけでも苦しい。
最終回、二人が生きていますように。たとえ離れたところにいたとしても、お互いに夢を叶えて幸せそうに過ごしていることを願ってやまない。