JO1 與那城奨、責任感は「持ちすぎると縛られてしまう」 アルバイトで学んだ“無理をしない”生き方

インタビュー
2023年3月17日 18:00

■あえて余白を残して撮影へ

ーードラマの撮影は地元・沖縄で行われたそうですね。沖縄出身のキャストの方もたくさん出演されていますが共演してみていかがでしたか?

皆さんの演技から「この作品で沖縄のことを知ってほしい」という芯の強さを感じました。僕は沖縄にいた頃は芸能について全く知らなかったので「同じ沖縄出身で、演技のお仕事をされている方がこんなにいるなんて格好いいな」「うちなーんちゅ(沖縄生まれの人)も頑張っている」と誇らしくなりましたし、パワーをもらいましたね。


ーー撮影までに準備したことはありますか?

まず、セリフに関しては、今まで言ったことがないようなことをポンポン言うので、言い方というか、言い回しをずっと練習しました。あとは、妹の仲本琉那(比嘉奈菜子)に対して兄としてどうあるべきかを想像したり…。正直なことを言うと、準備はそれくらいで、あえて「仲本颯太とは、こういうキャラクターだ」と固めすぎないようにしました。

ーーそれはなぜでしょう。

JO1としてレコーディングするときもそうなんですけど、固めすぎると、そこから抜け出せなくなってしまうんです。ある程度の想像はしていくけど、現場で要求されたものに対して柔軟に対応できるように、余白を残す方が自分には合っているなと。

今回の現場でも、現場の雰囲気や相手の言い回し、監督が求めることに対応できるよう、作りすぎないようにしました。そのおかげで自分が持ってきたものを外したり、オーダーされたことを余白に埋めたりすることができたなと思います。

ーーなるほど。與那城さんは以前より「沖縄のために何かをしたい」と語られていましたが、本作の出演を通して、考えたことはありますか?

19歳で沖縄を出ているので、まだまだ知らないことがあるなと改めて思いました。例えば「沖縄のおいしいご飯屋さんを教えて」と言われることもあるのですが、実は全然知らないんです(笑)。だから、まずは沖縄のことをもっと知りたいなと思いました。

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於ありさ(ライター)

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