JO1、『紅白』初出場までの“決して楽ではなかった”道のり 苦難を乗り越え夢の大舞台へ

特集・レポート
2022年12月31日 09:00
JO1、『紅白』初出場までの“決して楽ではなかった”道のり 苦難を乗り越え夢の大舞台へ
「2022 MAMA AWARDS」のレッドカーペットに登場したJO1  クランクイン! 写真:松林満美

 今年で73回目の放送を迎える、大みそかの風物詩『NHK紅白歌合戦』(NHK総合ほか/19時20分)。幅広い世代から支持されるアーティストが多く出場する同番組に、JO1(ジェイオーワン)が初出場します。2020年のデビュー以来、着々と活動の幅を広げ続けているJO1。今回は『紅白』初出場を機に、なぜ彼らが熱狂的に支持されているのか改めておさらいしましょう。(文=於ありさ)


■韓国発オーディション番組を勝ち抜いた11人

 JO1は、大平祥生、川尻蓮、川西拓実、木全翔也、金城碧海、河野純喜、佐藤景瑚、白岩瑠姫、鶴房汐恩、豆原一成、與那城奨から成る11人組ボーイズグループ。

 彼らのデビューのきっかけとなったのは、韓国発の人気オーディション番組『PRODUCE 101 JAPAN』です。まず番組の放送開始前に101人の練習生が決定し、その後、デビューをつかむための合宿や、ダンスバトルなどの評価の機会を通して、101人いた練習生が60人、35人、20人…最終的にデビューメンバーとなる11人へと絞られていくといった内容でした。

 同番組のすごさは、この勝ち抜きを左右するのがプロの審査員の評価ではなく、国民プロデューサー(番組の視聴者)の投票次第ということ。つまりJO1は、過酷なレッスンを乗り越えてきただけでなく、そこに向き合う努力を見た国民プロデューサーから「応援したい!」と思わせた11人なのです。

■華々しいデビューのはずが苦難の連続

 厳しいオーディション生活の末、2019年12月11日(水)にJO1としてのデビューが決まった11人。結成当時は、華々しく活動していくものと思われましたが、彼らの活動は一筋縄ではいかないことも多くありました。

 まず、結成から3ヵ月後、2020年3月4日(水)にデビューシングル『PROTOSTAR』をリリースしたのですが、このデビューがコロナ禍の始まりに直撃。世間的にも不要不急の外出は自粛傾向になり始めた時期だったため、デビューシングルの購入者を対象としたイベントはことごとく開催延期となってしまいました。

 また、2020年1月から2月にかけて行われたファンミーティング以降、コロナ禍により、ファンの前でライブをする機会に恵まれず苦しい思いをした時期も…。その結果、ファンを前にした有観客ライブが行なわれたのは、結成から約2年後となる2021年11月が初めてとなりました。

次ページ:約3年分の思いをのせて挑む初の『紅白』

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於ありさ(ライター)

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