JO1、『紅白』初出場までの“決して楽ではなかった”道のり 苦難を乗り越え夢の大舞台へ
■活動の場を広げた2022年
そんな苦しい時期を過ごしたJO1ですが、最大の強みはパフォーマンス力の高さです。例えば、10月12日(水)に発売された6枚目のシングル『MIDNIGHT SUN』のリード曲「SuperCali」では、11人がぎゅっとセンターに集まり指先で妖艶さを表現。その後、ステージを大きく使ったり、センターに集結したりと自由自在にフォーメーションを変えながら、緩急のある振り付けで、見る者をひきつけていきます。これを実現できるのは、11人という大所帯でありながら息のあったパフォーマンスを見せられるJO1だからこそ。
2022年は、そのポテンシャルを生かした活動も目立ちました。5都市13公演で11万人を動員した初のアリーナツアーが行われたほか、JO1の楽曲作りプロジェクトに密着した1時間の特番『This is JO1~Go to the Dream~』(NHK)や、冠バラエティー番組『JO1CX-TV』(全4回/フジテレビ)が放送。また、イヴ・サンローラン・ボーテ ジャパン初の男性アンバサダーの就任や、ラジオ番組『JO1のオールナイトニッポンX』(ニッポン放送/毎週水曜24時00分)がスタートするなど、活躍の場をめきめきと広げていったのです。
そんな彼らの活動を支え続けるJAM(JO1のファンネーム)の存在も忘れてはなりません。実際、テレビ番組に出演したり、楽曲をリリースしたりするとなれば、かなりの確率でTwitterトレンドのTOPにランクイン。応援広告(ファンが有志でお金を出し駅などに掲載する広告のこと)を出すファンも多くおり、SNSのみならず街を歩く人たちにも、JO1の存在をアピールしてきました。ここまで知名度を広げ続けたのは、「会えなくてもJO1を支えたい」と願うJAMの努力と献身的な愛があったからと言っても過言ではないでしょう。
こうした積み重ねを経て、ついに今年『紅白』のステージへ。今回披露するパワフルなダンスナンバーのデビュー曲「無限大」は、JO1の無限の可能性を体現しており、一糸乱れぬダンス、メンバー同士の美しいハーモニー、そして力強いラップなど、彼らの魅力を余すことなく感じられる1曲となっています。
JO1が『紅白』という大舞台に立つ裏には、決して楽ではなかった約3年間の道のりがありました。しかし、その年月と彼らのたゆまぬ努力、そしてJAMの愛があったからこそ、今回パワーアップした「無限大」を日本中に届けることができるのです。約3年分の思いをのせて挑む初の『紅白』は、ファンのみならず多くの視聴者を熱狂に包み込み、さらなる活躍への期待も感じさせてくれることでしょう。