『ゆるキャン△ SEASON3』は「千明ちゃんがどんどんおじさんに」 原紗友里&豊崎愛生&高橋李依が“人間関係の変化”を語る

インタビュー
2024年4月6日 08:00
『ゆるキャン△ SEASON3』は「千明ちゃんがどんどんおじさんに」 原紗友里&豊崎愛生&高橋李依が“人間関係の変化”を語る
(左から)高橋李依、原紗友里、豊崎愛生  クランクイン! 写真:小川遼

 女子高校生がキャンプをしたり、日常生活を送ったりする様子をゆるやかに描く漫画『ゆるキャン△』(芳文社)。ドラマ、アニメ映画化とさまざまなメディア展開をしてきた本作のテレビアニメ『ゆるキャン△ SEASON3』が、4月4日(木)から、AT‐X、TOKYO MXほかで放送中だ。今回は、大垣千明役の原紗友里、犬山あおい役の豊崎愛生、斉藤恵那役の高橋李依にインタビュー。『SEASON3』の見どころに加えて、リアルな人間関係の変化が描かれているという本作の魅力について語ってもらった。(取材・文=M.TOKU/写真=小川遼)


■「いつの間に!?」と思うくらい自然な変化

――まずはテレビアニメ『SEASON3』の制作が発表されたときの感想を教えてください。

原:第1作目をやった後、『へやキャン△』、アニメ『SEASON2』、そして映画と一気に発表されたこともあり、勝手ながら「映画が一区切りかな?」と思っていたんです。そしたら、まさかの『SEASON3』。本当に予想してなかったので、すごくうれしかったです。ここまできたら『SEASON4』も…みたいな(笑)。

豊崎:『ゆるキャン△』って、お客さんの熱量がすごいんです。皆さんがテレビアニメシリーズや映画を見てくださって、キャンプブームを一緒に作ってくださったおかげで、『SEASON3』につながったと思っています。まずは一緒に作品を楽しんでくださった皆さんに感謝ですね!

高橋:映画を作り終えたとき、制作陣の皆さんにとって、非常に満足のいくものを作れたんだなという空気を感じていて。そうやって走り抜けた感があった中でも、まだ原作の続きを見たいというスタッフさんのエネルギーがあって『SEASON3』という形になったのかなと思っています。だからこそ「その灯を消しちゃいけない!」と思いましたし、アニメ続編がスタートして、新体制になっても、しっかりと走り続けられているんだなと実感しました。

『ゆるキャン△ SEASON3』場面カット  (C)あfろ・芳文社/野外活動プロジェクト
――『ゆるキャン△』は変わらない良さもある作品ですが、これまでを経て、キャラクターたちの変化を感じている部分はありますか?

豊崎:変化が分かりやすいのは志摩リンちゃんかな。個人的に本作はリンちゃんが成長していく物語でもあると思っています。リンちゃんって、みんなの呼び方の変化で、距離感がちょっとずつ変わっていると分かる感じがあって。

原:そう! 「ここがきっかけで仲良くなりました」ということではなく、「気が付いたら名前で呼び合ってるじゃん!」というのが、『ゆるキャン△』の良さだよね。

豊崎:恵那ちゃんも「斉藤さん」から呼び方変わったもんね。

高橋:そうなんです。「斉藤さん」って呼ばれていたはずなのですが、いつの間にか「恵那ちゃん」と呼ばれるようになっていて。ナチュラルな移行でしたね。

豊崎:「いつの間に!?」と思うくらい自然な変化が『ゆるキャン△』にはいっぱいあって。『SEASON3』でこの3人がキャンプに行く話があるのですが、それも当然のように描かれていました。

高橋:仲良しですよね!

原:うん! 山中湖キャンプのとき(『SEASON2』の第5話)はちょっと珍しい組み合わせかもと思っていたけれど、『SEASON3』でこの3人がキャンプに行くのは、もう当たり前でしょっていう印象になっていて。

豊崎:(各務原)なでしこちゃんも最初はみんなが「大丈夫かな」と心配しちゃうような存在だったのが、いつの間にかいろいろと一人でできるようになっていて。

原:前とは違って「まぁ、なでしこならできるよね」という印象になっている気がします。

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