『ゴジュウジャー』吠の兄“クオン”演じるカルマ 100万人超YouTuber→特撮俳優になるまでの“約10年”を回想「ようやく東京に来た感じ」
■クオンは一貫して「圧倒的」なキャラクター
カルマ:8話では、クオン(遠野久光)、AI会社「クオンAIコンツェルン」の若き社長、そしてリングハンター・ガリュードと三つの名前が明らかになります。情報量が多いと思いますし、まだまだ謎めいた部分もあると思いますが、制作発表の時よりはどんなポジションにいる存在かは分かってもらえたのではないでしょうか。そしてここから、「『ゴジュウジャー』はどうなっていくんだろう?」と一つの謎が深まることになります。
リングハンター・ガリュード (C)テレビ朝日・東映AG・東映
――三つの顔の演じ分け、お見事でした。演じる上で気を付けたことはありますか?
カルマ:『ゴジュウジャー』のメンバーは、おのおの違うところを向いているのが面白いと思うのですが、クオンは一貫して圧倒的なキャラクターです。存在することで「恐怖」や「危機感」を、『ゴジュウジャー』だけでなく、作品を見てくれている全ての人に与えることを意識していました。
――では、クオンとカルマさんで共通する部分はありますか?
カルマ:やっぱり顔、ですかね。
――イケメンですもんね。
カルマ:冗談はさておき(笑)。つかみどころがないところは似ているかなと思います。反対に今まで社長になったことはないので、その風格を出せるよう意識しました。でも急に抑えていた僕がパカンと出てしまいそうになる時もあって…。
――抑えていた部分というと?
カルマ:「暴れたい」「みんなをびっくりさせたい」という気持ちです(笑)。ここ「ぶっ放せそうじゃないか?」っていう時に、急にカルマがガーってなっているところも出てくるかもしれないです。
――『ゴジュウジャー』のメインキャストの1人、ゴジュウウルフ/遠野吠役の冬野心央さんは、カルマさんの熱烈なファンだそうですね。最初はファンすぎて正面切って話せなかったそうですが、撮影を重ねる中で関係性に変化はありましたか?
次ページ:“熱烈なファン”冬野心央との関係性は? メッセージも!