中島健人、昨年の「カウコン」がターニングポイントに ミセス 大森元貴との“パッションナイト”なエピソードも

インタビュー
2026年6月20日 10:00

■共演者に対抗心を燃やしていた過去

――以前は麗司と同じような気持ちになったこともあった?

中島:昔は「なんでこういうオファーが来ないんだろう」とか、たくさんありましたし、今もかなっていないことは山ほどあります。でも、自分が今やっていることをこなせば、結果が出ることはちゃんと分かっているので、現在はその段階を乗り越えました。


――冒頭、麗司が打ち合わせに二日酔いで登場したり、マネージャーへ高圧的な態度をとったりするシーンもあり、「一緒に仕事をするには少し嫌な人かもしれない」と正直思いましたが、物語が進むにつれて麗司のことが愛おしくなっていきました。

中島:あえて補足しておくと、中島健人の伝記のような作品だとは言いつつも、異なるところもあります! 僕の場合、読み合わせ、リハーサル、ツアー先、どれであろうと前日にお酒を飲むのは100%ありえない。他のみんなが飲んでいても、お茶にしています。そういう意味では、冒頭の麗司は、僕がジュニアの頃に「デビューしたら芸能人ってこんな感じかな」と描いていたスターの姿なのかもしれません。あの頃は「デビューしたらなんでもありなんだ」と思っていましたから(笑)。

なので、冒頭に関しては、中島健人とは別人、300%脚色した人として捉えてもらいたいです。著者が“資料のあさり間違いをしちゃったセクション”だと思ってもらって(笑)。ただ、冒頭の美里に対してメラメラしている部分はちょっと分かってしまいました。昔はどんなに良い芝居をしていても、共演者に対して対抗心を燃やしていた頃があったので。

映画『ラブ≠コメディ』場面写真 (C)Storm Labels Inc. All Rights Reserved.
――メラメラしていたという意味で、これまでに切磋琢磨してきた人は、どなたになりますか?

中島:大森元貴(Mrs. GREEN APPLE)ですかね。先日も電話をして、「ケンティー元気?」って電話をくれて、「いや、もちろん元気。暴れまくってるよ」って返したら「そうだよね。毎日が楽しそう」って言ってくれました。彼から見ても、楽しそうに見えるんだな、ちゃんと充足してるんだなっていうのがすごくうれしかったです。

――その時、中島さんから大森さんにはどのような言葉をかけたのでしょう?

中島:おこがましいのですが、今ありがたいことにスケジュールに余白がないんです。その上で彼に「僕以上に忙しいと思う人は君だ」って言いました。そうしたら、「まあ俺らはタフだよね」「やっぱり戦い抜いていきたいよね。まだまだやりたいこともいっぱいあるし」って元貴が言っていて、すごいと思いました。

――すごくポジティブなオーラであふれた時間ですね。

中島:パッションにあふれる時間でしたね。とは言っても、元貴はロジカルで、僕はロジカルよりもロマンを優先するタイプみたいなので、微妙に違う点はあるんです。パッションロマンとパッションロジカルによる、パッションナイトでした。

(取材・文:於ありさ 写真:上野留加)

 映画『ラブ≠コメディ』は7月3日(金)全国公開。

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