もしもの時のために重要なのは“不用品の整理”! 家事のプロが教える「防災お片付け」のポイント
■キッチンでは2次的な被害にも注意
続いてキッチン周りもチェック。キッチンの収納で第一に考えたいのは、“使いやすさ”だ。必要なモノだけ厳選してそろえ、よく使うモノは手の届く範囲に、サッと取り出せるようにすることが使いやすさにつながる。
またキッチンには、ガスコンロや包丁など、災害発生から2次的に被害が発生する可能性のあるモノもあり、多くの危険が潜んでいる。普段から引火の可能性があるものや包丁の置き場所に注意が必要だ。
さらに、キッチンの吊り戸棚のお片付けでは、使用頻度に応じた区別や収納が求められる。手が届きやすい下段には保存容器など比較的使うモノや消耗品ストックを、手が届きにくい上段には季節のモノなどあまり使わないモノを配置するのが効率的だ。
なお、吊戸棚、高い位置の収納に入っているものは地震時に扉が開いて飛び出してくるリスクがあるため、「耐震ラッチ」や「扉ロック」など取り付けることが推奨されている。