「子どものヘアケアに関する意識調査」発表! ママの75%は子どもの髪に「悩みあり」
■毛髪診断士指導講師がお悩みを解説!
今回の調査結果から、母親の多くが子どもの髪やケア方法に関して悩みを抱えており、またその悩みも非常に多岐にわたることが分かった。そこで、子どもの髪の特徴やシャンプーの選び方、洗髪の仕方について、毛髪診断士指導講師・伊藤憲男氏の解説を紹介していきたい。
まず、子どもの髪の特徴として、子どもの頃は髪の毛をつくる組織である「毛包」が小さいことから、伸びてくる髪の毛も大人と比べて細く、柔らかいため、とても繊細。男女や個人で差があるが、女性の場合、平均的に4~6年でヘアサイクルが一周すると言われており、髪を切ったことがない子は、6歳頃までは新生児期に生えた非常にデリケートな部分が毛先に残っているので、ヘアアレンジの際も力を加えないよう、気をつけてほしいとのこと。
また、子どものヘアカットや髪の絡まりにお悩みの方も多いが、髪が多いからと毛先をすいて軽くしすぎてしまうと、絡みの原因になりやすいので、ヘアカットはプロの方にお任せするのがおすすめ。
さらに、乳児期の赤ちゃんへのシャンプーは、乾燥を防ぐため、香料やアルコール成分、着色料が入っているようなシャンプーは控え、低刺激なベビーシャンプーや、全身を洗えるベビーソープをおすすめしている。また、幼児期の子どもへのシャンプーはアミノ酸や弱酸性などの成分が含まれた、低刺激でマイルドなものを選ぶといいとのこと。洗い方は乳児期・幼児期ともに、しっかりと泡を作り、指の腹を使って刺激を与えないように洗うことがポイントだ。
続いてヘアドライのポイントも紹介。ダメージを抑えるために、夏であれば冷風、冬であれば弱めの温風で頭皮を中心に、髪は早めに8割がた乾かして、残りの2割は余熱で自然乾燥がおすすめとなっている。
調査結果の悩みで見られた「子ども用から大人用シャンプーへの切り替え時期」については、一般的には幼稚園・保育園に入園するタイミングで大人用シャンプーに切り替えるのが目安だそう。ただ、小学校に入学した後でも、頭皮が敏感であれば無理に切り替える必要はないそうだ。
【「子どものヘアケアに関する意識調査」概要】
調査方法:インターネットアンケート
調査期間:11月7日(火)~11月8日(水)
調査対象:小学生以下の子どもを持つ母親310名 ※未就学児(小学生未満)の子どもを持つ母親155名、就学児(小学生)の子どもを持つ母親155名