寝ている間もエアコンはONに! 睡眠のプロが教える“熱帯夜でも快眠できるコツ”

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2021年7月28日 20:30
寝ている間もエアコンはONに! 睡眠のプロが教える“熱帯夜でも快眠できるコツ”
真夏の睡眠時にはエアコンを活用しよう

 本格的な夏の暑さがやってきて、夜になっても25度を超える熱帯夜にも注意が必要な今日このごろ。パナソニック株式会社が6月下旬に行った調査によると、夏本番前でもすでに、4割超が「暑さでよく眠れていない」と回答していたそうです。暑さが続く今、活用したいのは、やっぱり“エアコン”。今回は、睡眠改善インストラクターによる“熱帯夜の快眠マニュアル”をご紹介します。


■エアコンつけっぱなしは少数派

 パナソニック株式会社が、今年の6月21日に、全国の20歳以上の男女548名を対象に行った調査結果によると、睡眠の満足度に関する調査では、66%と7割近くの人が「全く満足度していない」「あまり満足していない」と回答し、睡眠負債を抱えていることが明らかになりました。

睡眠時のエアコンの使用状況
 その原因について、4割超が「暑さ」と回答しており、6月下旬と夏本番前にも関わらず、暑さにより寝苦しさを感じ始めていることが判明しました。しかし、暑さが原因で眠れていないはずなのに、睡眠時にエアコンを一晩中つけっぱなしにしている人は3割以下という結果に。つけっぱなしにしない理由として、半数の人が「直接風が当たり冷えすぎるのが嫌だから」と答えていたそうです。

■エアコンを活用した快眠のコツ4選

 とはいえ、エアコンなしで眠るのは、かなり厳しい季節になってきました。熱帯夜で寝苦しいときは、エアコンを上手く活用することで眠りやすくなるそうです。ここからは、パナソニック睡眠改善インストラクターの菊地真由美氏による、夏にエアコンを上手く活用し快眠できる4つのコツをお教えします。

【1】エアコンは寝室に入る30分前にON

エアコンは寝室に入る30分前にON
 一般的には、室温26度~28度が心地よく眠れる環境だといわれていますが、温度同様に重要なのはエアコンを運転させるタイミング。ついやりがちな間違いが、布団に入ったタイミングでスイッチを入れること。日中に室内に溜め込んだ熱が、夜になっても天井や壁にこもっているため寝るタイミングでエアコンをつけても、室温が下がるまでに時間がかかることがあります。寝室に入る30分前にエアコンをONにし、上に向けて風をあてておくのが、効率よく良い睡眠環境を作るコツです。

【2】タイマーは設定しない!

 快適な寝室環境を保つには、冷房モードで設定温度を26度~28度にするか、除湿モードに。特に熱帯夜は途中で運転を停止する設定にはせずに、冷えすぎない温度で朝までつけっぱなしにしましょう。途中で運転を停止してしまうと、その後室温が上がると共に寝苦しくなり途中で目覚めてしまう原因になります。理想は、就寝中も寝室の温度をコントロールすること。就寝前は少し温度を下げることで深部体温を下げ、就寝中は温度を下げすぎず、目覚めに向けて少しずつ温度を上げるとGoodです。

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