INI、アリーナツアーを完走! 初の武道館公演で見せた“成長と覚悟”を振り返る<ライブレポ>

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2023年1月15日 09:00
INI、アリーナツアーを完走! 初の武道館公演で見せた“成長と覚悟”を振り返る<ライブレポ>
INI (C)LAPONE Entertainment

 グローバルボーイズグループのINIが、1月8日(日)に、東京・日本武道館でアリーナツアー「2022 INI 1ST ARENA LIVE TOUR [BREAK THE CODE]」の追加公演を開催。愛知公演を皮切りに、全13公演を駆け抜けたINI初のアリーナツアーは、デビュー2年目に突入したグループとしての成長や覚悟が見えたステージだった。今回は、彼らのデビューのきっかけとなったオーディション番組『PRODUCE 101 JAPAN SEASON2』(以下『日プ2』)時代から応援し続けてきたライターが、ツアー最終日の公演を見て感じたことをレポートする。(取材・文=於ありさ)


■初披露楽曲を通して感じた成長

 今回のツアーのコンセプトでもある“CODE(暗号)”をイメージした映像の後、タイトなブラックの衣装に身を包み、キリッとした表情で姿を見せたINI。まず披露したのは、デビューシングル『A』のリード曲「Rocketeer」、そして同盤のカップリング曲「Cardio」だった。

 この2曲といえば、『日プ2』を勝ち残った11人が、INIというグループになってからMINI(INIのファンネーム)と初対面したイベント「INI 1ST FAN MEETING」でもパフォーマンスした楽曲。

 同公演の映像を見返したところ、当時の彼らは、デビューしたてのフレッシュさよりも、気迫や強さを全身全霊で表現し、“グローバルボーイズグループ”という名に負けないようパフォーマンスしているように見えた。あの時は感じなかったことだが、「INIになること」「追いつくこと」に必死になっていたのかもしれない。リーダーの木村柾哉が、昨年12月30日(木)に、INIの公式YouTubeチャンネルで公開された「[INI BEHIND]1年間の未公開ビハインド」で、「(最初は)前しか見えていなくて、右と左があまり見えていなかった」と発言していたのも思い出される。

INI (C)LAPONE ENTERTAINMENT
 あれから約1年。今回の武道館でのパフォーマンスからは、11人の強さはそのままに、よりグループとしてのまとまりが強くなった印象を受けた。あえて言葉にするなら、要所要所でシンクロする振り付けを合わせようとしているのではなく、自然と合っているような感覚。もともと高いパフォーマンススキルが1年かけて底上げされ、かつ、“前”以外も見えるようになった11人が自分たちの曲としてブラッシュアップしたからこその妙だろう。

 しかし、目覚ましい成長が感じられた一方で、アンコール中に行なわれた最後のMCでは、急激な環境の変化ゆえに、葛藤を抱えるメンバーの一面も垣間見えた。

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「[INI BEHIND]1年間の未公開ビハインド」

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