紅白2回目出場のJO1、2023年は“初挑戦”続く1年に 初のドーム公演など代表的な出来事を振り返る

特集・レポート
2023年12月31日 17:00
紅白2回目出場のJO1、2023年は“初挑戦”続く1年に 初のドーム公演など代表的な出来事を振り返る
JO1 (C)LAPONE Entertainment

 11人組グローバルボーイズグループのJO1(ジェイオーワン)。韓国発の人気オーディション番組『PRODUCE 101 JAPAN』でデビューし、さざまざまなことに挑戦してきた彼らだが、2023年はその中でも“初挑戦”する機会に恵まれた1年だったように思う。今回は、初のドーム公演や「レコ大」出演など、2023年の彼らの活躍を振り返ってみたい。


■個人活動でグループへ還元

 今年の彼らの活動を振り返ってみると、まず目立ったのが個人の仕事の多さだ。

 ドラマでいえば、『しょうもない僕らの恋愛論』(読売テレビ・日本テレビ系)に木全翔也、『ブルーバースデー』(関西テレビ)に鶴房汐恩、『超人間要塞ヒロシ戦記』&『お笑いインスパイアドラマ ラフな生活のススメ』(NHK総合)に豆原一成、『とりあえずカンパイしませんか?』(テレビ東京)に佐藤景瑚、『クールドジ男子』(テレビ東京系)に川西拓実、『連続ドラマW フェンス』(WOWOW)に與那城奨、『ドロップ』(WOWOW)に金城碧海が出演。

 映画では、白岩瑠姫が『夜が明けたら、いちばんに君に会いにいく』で、映画デビュー&映画初主演(久間田琳加とのW主演)を飾り、大平祥生、與那城、金城が実録不良漫画を実写化した『OUT』に出演…こうして列挙するだけでも、数多くのメンバーが俳優として活躍した。

 また、河野純喜は『ラヴィット!』(TBS系)や『火曜は全力!華大さんと千鳥くん』(フジテレビ)といったバラエティー番組で、そのチャーミングなキャラクターで爪あとを残し、川尻蓮は『音楽の日2023』(TBS系)や『FNS歌謡祭』(フジテレビ)でダンス選抜に仲間入りし、超絶ダンススキルでお茶の間の注目を集めるなど、それぞれの個人活動を通して、さらにグループの名前を世間に広めていった。

■初のアジアツアーも実施

 国内での個人仕事が目立つ一方で、今年は海外での活動も活発だった。

 コロナ禍の影響を受け、デビューからこれまで海外での活動が制限されてきた彼らだが、3月にはタイ・バンコクで「KCON 2023 THAILAND」、8月にはアメリカ・ロサンゼルスの「KCON LA 2023」に出演。特に「KCON LA 2023」では、韓国の13人組男性アイドルグループ、SEVENTEENの楽曲の中でも難易度最大の「孫悟空(Super)」カバーを披露し、会場を大いに盛り上げ、グループの魅力と実力をアピールした。

 そして11月には、全4都市(ジャカルタ、バンコク、台北、上海の全4都市を巡るグループ初のアジアツアーを実施。国内外での活動は彼らの経験値を高めると同時に、“グローバルボーイズグループ”の名の通り活動の幅を広げ、世界へと羽ばたく兆しを感じさせた。

■怒涛の2023年後半

 それから、今年のJO1の活躍を振り返る上で欠かせないのが、11月に大阪・京セラドーム大阪で開催された、グループ初となるドーム公演だ。夢の一つだったというドームの舞台だが、ステージに立つ姿は、これが初めてとは思えない貫禄があった。デビューから4年間、コロナ禍に直面し思うようにいかない日々の中でも、いつか輝く時を信じてひた向きに走り続けてきた彼らだからこそ、ドームの舞台に負けない眩さを放っていたのだろう。

 また、10月には「ミュージックステーション」(テレビ朝日系)へ初出演。デビュー当初から「Mステ」出演を熱望していた彼らだけに、初出演への喜びは強かったようで、メンバー全員でサングラスをかけた“タモリさん”スタイルで登場し、JAM(JO1のファンネーム)からは「私たち以上にJO1が楽しみにしてるw」「本当に最高すぎ!」とツッコミを受けていた。

 それでもステージでは、「Venus」、「SuperCali」、「Trigger」の3曲メドレーに加えて、河野&與那城が米津玄師の「Lemon」をカバーすると、前述のお茶目な姿が嘘のようなクールなパフォーマンスで圧倒してみせた。

 さらに、記憶に新しいのが、12月30日(土)に放送された「第65回輝く!日本レコード大賞」(TBS系)だ。JO1は「Trigger」で優秀作品賞を初受賞し、文字通り鬼気迫るパフォーマンスで魅了。また、X(旧Twitter)では「#走り続けるJO1_Trigger」というポストが、同日時点で6万を超えており、彼らの夢のステージを応援するJAMの喜びも強烈だったことが感じられた。そんなファンの存在は、JO1も心強かったはずだ。

 そして本日12月31日(日)、NHK総合ほかで放送される「第74回NHK紅白歌合戦」に出演。2回目の出場となるJO1は、白組のトップバッターとして「NEWSmile」を披露する。同楽曲は、何気ない毎朝に“新しい笑顔“を届けるべく、メンバー共同で作詞を手がけており、「新しい笑顔(New Smile)」、NewsとMileで「距離を越えて届ける」、「Newsが参る(やってくる)」という3つの意味が込められている。エネルギッシュなポップチューンは、紅白の舞台を元気に温めてくれることだろう。

 また、川尻、川西、佐藤、豆原の4人は、紅組の坂本冬美のステージにダンサーとして参加。BE:FIRSTのSHUNTO、MANATO、RYUHEI、RYOKIとコラボレーションし、「夜桜お七」でパフォーマンスするという。

 今回、彼らの2023年の活躍を振り返るべくペンを取ったところ、スケジュールがそれはもうびっちりと埋まっていた。目に見えているものだけで莫大な数なのだから、練習やリハーサルなどを含めれば、実際はさらに多いのだろう。それでも彼らはイベントやテレビ番組の出演時には、疲れた顔を見せるどころか、誰よりも深く、長く、丁寧にお辞儀をする姿を見せていた。こうした謙虚な姿が、「彼らを応援したい」と愛される理由なのだろうと思う。そして本日、1年の締めくくりとなる「紅白」の大舞台を経て、2024年に向けてさらなる飛躍を遂げる彼らの姿が楽しみだ。



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