『ハリポタ』スタジオツアー“普段入れない”ダンブルドアの校長室に潜入! 緊急来日したピエール・ボハナが裏側語る

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2024年1月26日 07:30

■『アズカバンの囚人』ではハプニングも

 さて1月26日(金)の『金曜ロードショー』でも放送される『アズカバンの囚人』では、撮影中にハプニングがあったそう。「あの頃僕は若かった…怖いくらい昔ですね(笑)」とボハナは笑いながら回顧する。それはリーマス・ルーピン(デヴィッド・シューリス)が突然“授業のできぬ状態”になり、セブルス・スネイプ(アラン・リックマン)が代わりに闇の魔術に対する防衛術の授業を行ったシーンの撮影でのこと。

『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』メイキング 写真提供:AFLO
 「スライドで狼人間の資料を見せていくシーンのために、僕たちはとてもステキなものを作ったんだけれど、撮影当日に自動でスライドが動かなくなってしまったんです。仕方がないのでスタッフがスライドの下に何かで覆われながら隠れた状態で1枚ずつ手で次の絵に変えていっていました(笑)」と驚きの裏側を明かす。

『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』デジタル配信中(ブルーレイ 2619円/DVD 1572円) ※価格は税込み 発売元:ワーナー・ブラザース ホームエンターテイメント 販売元:NBC ユニバーサル・エンターテイメント  Harry Potter characters, names and related indicia are trademarks of and © Warner Bros. Entertainment Inc. Harry Potter Publishing Rights (C) J.K.R.(C)2022 Warner Bros. Entertainment Inc. All rights reserved.
 またハリーの杖も『アズカバンの囚人』では前2作からアップデートされているそうなので要チェックだ。「最初はJ・K・ローリングの希望を聞いて、すごくシンプルで線がきれいな杖を使っていましたが、キュアロンがビジュアル的にダイナミックなものを求めたので、『アズカバンの囚人』で作り直しました。持ち手は、木の皮が残っている部分やささくれがありますが、先端になるにつれ洗練され、シンプルになっていくというデザインです。この杖からはハリーの成長や『ハリー・ポッター』シリーズの物語を読み取ることができます」「ちなみに撮影中に一番杖を壊したのは、ダニエル。彼は撮影も多かったし、一番修理しました」と振り返った。

 『賢者の石』から20年以上の年月が流れた今でも、新たな発見のある『ハリー・ポッター』シリーズ。小道具のみならず、衣装、美術、音響、VFXなど作品を見るだけでは分からない多くの職人の技を知ることで、きっとあなたの『ハリー・ポッター』愛は深みを増していくだろう。そんな貴重な施設「スタジオツアー東京」が日本にあることを、改めてうれしく思う。

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