JO1、初の東京ドーム公演で見せた“王者の姿” そして「いつだってここから」新たな夢の始まり感じる圧巻の光景【ライブレポ】

特集・レポート
2025年4月22日 18:50
JO1、初の東京ドーム公演で見せた“王者の姿” そして「いつだってここから」新たな夢の始まり感じる圧巻の光景【ライブレポ】
JO1 「JO1DER SHOW 2025 WHEREVER WE ARE ‘IN TOKYO DOME」の様子  (C)LAPONE ENTERTAINMENT

 JO1初の東京ドーム公演「JO1DER SHOW 2025 WHEREVER WE ARE ‘IN TOKYO DOME」が、4月20日(日)、4月21日(月)に開催された。With youシート(体感席)まで埋まる超満員となり、2日間で10万人を動員。全曲生バンド編成(一部ユニット曲を除く) で、これまでの全国ツアーやワールドツアーのセットリストに、4月2日(水)にリリースしたBEST ALBUM『BE CLASSIC』に収録された新曲を追加した全35曲を、約4時間もの大ボリュームで届けた。今回、ファイナルとなる4月21日(月)公演の模様をレポート。オーディション番組で誕生し、コロナ禍を超え、紅白出演、ワールドツアーと次々と夢をかなえてきたJO1が東京ドームで見せてくれたのは、「いつだってここからさ」の思いを込めた、再び新しい夢へと出港するような輝かしい光景だった。(取材・文=河内)


■「Are you Ready? 東京ドーム!」

 同公演は、昨年11月から12月にかけて開催した全国4都市計14公演のライブツアー「JO1DER SHOW 2024 WHEREVER WE ARE」の追加公演。今年2月から3月にかけて行われた全6都市8公演のワールドツアーを経て、念願の単独での東京ドーム公演でファイナルを迎え、2日間2公演で10万人を動員した。

 開演時刻、東京ドームの天井からやや日差しが差し込む中、JAM(JO1のファンネーム)の持つペンライトによって会場が真っ赤に照らされる。ステージからギターのリフが鳴り響くとともに、飛び交う「JO1 We Go To The TOP!」の声。次第に高まる歓声に合わせて、会場内のボルテージがどんどんと高まっていくのを感じる。


 そして、ステージに1人現れた豆原一成が「Are you Ready? 東京ドーム!」と会場を煽ると、メンバーがステージ下からジャンプで登場。割れんばかりの歓声で出迎えるJAM。その光景に思わず目頭が熱くなった。

 第75回NHK「紅白歌合戦」で披露した「Love seeker」で本格的な幕開け。彼らのステージをさまざま見てきたが、改めて引きで見ると一体感がすさまじく、まるで一つの生き物のようだった。それに加えて、メンバーたちからは最高のステージにしようという気合が感じられるものの、そこには変な気負いやプレッシャーは感じられず、不思議とカラっとした空気があり、とにかく「楽しませよう」「楽しもう」という思いが見て取れた。単独での東京ドームが初めてとは思えない貫禄に、冒頭から彼らが再びこの舞台に戻ってくるだろうと強く思わされた。

 ライブ前半、象徴的なステージだったのが「GrandMaster(JO1 ver.)」。この楽曲は、彼らのデビューを決めたオーディション番組『PRODUCE 101 JAPAN』ファイナルで披露したもののJO1ver.。当時は絶対にデビューするという強い意志や儚さが感じられたものだが、この日のステージはまさに「俺が王者なのさ」と示す覇気を感じさせた。特にメインステージからセンターステージへと闊歩する姿は、圧倒的な存在感があり、東京ドームというステージすらも狭いと思わされるほどだ。曲間、静かにクローズアップされた佐藤景瑚が放った「もえもえキュン」というおちゃめな部分も含めて、改めてデビュー時から一回りも二回りも成長している、“JO1らしさ”を見せつけるようなステージだった(「もえもえキュン」に崩れ落ちるJAMの姿も印象的だった)。

 さらに最後、川尻蓮が東京ドームのステージを背負うようにメインステージまで歩き出し、5万人をバッグに踊る光景も。彼が憧れているというマイケル・ジャクソンをリスペクトしたかのように見えたパフォーマンスには、一瞬の静寂の後、大歓声が巻き起こっていた。

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