上田竜也主催「MOUSE PEASCEFES.2025 2nd Bite」、堂本光一のサプライズ登場で大熱狂! 一夜限りのコラボに涙の歓声も<取材レポ>
■思い出深い楽曲にうるり
「つぎはこいつら!」という上田の声を合図に登場した7ORDERは、歌、ダンス、バンドと多彩なパフォーマンスで観客を虜にしていく。本番前に上田から「お前たちにかかってるぞ」と鼓舞されたという5人は、「俺たちが7ORDERです!」「かかってこいやー!」と気合十分な様子で「MONSTER」、「Get Gold」を熱唱。トークでは、安井が「モロ(諸星)が上田くんと仲良くさせてもらっていたおかげで我々がこの城に潜入できた」とうれしさを滲ませる一幕も見られた。
「このステージだからこそ歌おうと決めた」と7ORDERがラストに選んだ曲は、彼らがLove‐tune時代に歌っていた「Superman」。5人を長く応援してきたファンにとっては思い入れが深い1曲でもあり、曲名が発表されると歓喜の声が上がるとともに涙を拭う観客の姿も。かく言う筆者の目にも熱いものがこみあげてきた。
続くBALLISTIK BOYZは、海賊風の衣装をまとい「Ding Ding Dong」、「テンハネ」、「CRASH」、「PASION」の一糸乱れぬパフォーマンスでファンの目を釘付けにしつつ、トークでも爪痕を残す。「MOUSE PEASCEFES」への出演は二度目となるBALLISTIK BOYZ。日高竜太は前回の仮装について、「昨年は普通の衣装に安っちい仮面を着けて、この世界観を壊してしまいすみませんでした…!」とメンバーと反省する姿を見せると、「今回はパイレーツ・オブ・バリビアという形でやってきました!」と吐露。
しかし1日目の公演を終えた日高は、「最高に盛り上がったと思うんですけど…!」とまだまだ納得がいかなかった様子。他の出演者たちのメイクなどを見て「ちょっとコスプレ弱いかな」と思ったと話し、2日目は顔にひげを描き、腕にテープで“海”と付け足し、武器の装飾を4つに増やした状態で挑んだことを明かし、観客からは笑い声があふれた。
温かい雰囲気から一変、Adoがプロデュースするレトロホラーアイドル“ファントムシータ”は、ブラック花嫁をイメージした衣装をまとい、怖カワイイ世界観で会場を自分たちの色に染めていく。ドラマ『ディアマイベイビー~私があなたを支配するまで~』のオープニングテーマ「すき、きらい」をはじめ、「botばっか」、「ゾクゾク」と強烈な歌詞が耳に残る楽曲たちは、トークで初々しさを感じさせた彼女たちの姿とギャップがすさまじく、「トーク中のかわいさはどこへ?」と思わずにはいられなかった。
また、この「MOUSE PEASCEFES」において、鬼龍院翔の存在感も観客にインパクトを与える。“裸のロボット”の仮装をしたという鬼龍院。いきなりトークで会場を沸かせると、「元カレ殺ス」、「首が痛い」、「かまってちょうだい///」のラインナップで見事に会場を一体にまとめあげ、さらにエアギターのパフォーマンスも忘れない。
猫耳を着けて登場したDream Amiは、「トライ・エヴリシング」で観客を魅了すると、「Anniversary!!」、「DANCE WITH ME NOW!」、「Mr.Snowman」などE‐Girlsの楽曲をメドレーで披露。Dream Amiの歌声に合わせて、カラフルなペンライトが揺れる景色は、まるでポップでキュートなハロウィンのお菓子のようだ。
川島による「アンダルシアに憧れて」(近藤真彦)と「+MILLION but ‐LOVE」(堂本光一)のパフォーマンスは、しなやかなダンスとマントさばきが、まるでミュージカルを見ているよう。続いてコンテンポラリーダンスを交えながら「Staying with you」をしっとり歌い上げ、最後は自身にとっても思い入れがある「サポーターズ!」(A.B.C‐Z)で13回にもおよぶ連続バク転で驚かせた。
また、トーク中には見学に来たTravis Japanメンバーの松田元太と「ナイス! TJ!」と元気いっぱい掛け合う様子でファンの心を満たす。
ソロコーナーのトリを飾ったNovelbrightは、“各々が思うビジュアル系バンド”をコンセプトにしたド派手仮装でステージに登壇。トークでは、「なんで自分たちがトリなんだろう」と少々不安げな様子を見せていた5人だったが、演奏が始まればさすがと言える貫禄で楽器を鳴らし、「カノープス」、「愛とか恋とか」、「Walking with you」を熱唱。最後は「次は本来の姿で会いましょう!」と声をかけ締めくくった。
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