『かのきれ』支えた“Sexy Zone主題歌”のすごさ スタッフの愛を感じる演出にも注目

特集・レポート
2021年9月14日 08:00
『かのきれ』支えた“Sexy Zone主題歌”のすごさ スタッフの愛を感じる演出にも注目
『彼女はキレイだった』第10話より  (C)カンテレ

 Sexy Zoneの中島健人と小芝風花が主演を務めるテレビドラマ『彼女はキレイだった』(カンテレ・フジテレビ系/毎週火曜21時)がいよいよ最終回を迎える。各話の放送時間中、Twitterで関連ワードがトレンド入りするなど、大盛り上がりを見せた本作。今回は、その盛り上がりを支えたSexy Zoneが歌う主題歌「夏のハイドレンジア」の魅力と、同曲の『かのきれ』内でリンク具合を紹介しよう。(文=於ありさ)


■真っ直ぐさ伝わってくる四人の歌声

 「夏のハイドレンジア」は、中島のパートからスタート。透明感のある歌声ながら、<雨の街に咲く花/ヒロインなんだ>でわずかに力強くなる歌い方は、中島が『かのきれ』の中で演じる長谷部宗介を想起させる。不器用ながらも、1人だけを思い続ける芯の通った宗介を理解している中島だからこその技巧だ。

 1番のサビ前の菊池風磨の歌声は、楽曲を聞く人をエモーショナルな気持ちにし、ぐっと引きこむパワーを感じる。<まるで/時計の針/すれ違ってばかり>はささやくように切なく、<その笑顔が見たいのに/今>では本音があふれ出た恋をする“僕”を重厚感のある歌声で表現。そこから四人の歌声が重なるサビへとつながっていくことで、葛藤を乗り越えて、それでも“君”を思い続ける純粋さを感じさせる。

 2番のソロパートでは、菊池から始まり、佐藤勝利が<差し出せる傘もない僕と>をはかなげに歌い、松島聡が<一緒に濡れてくれる人だ>と優しく歌いあげて、中島の<初めての恋が/初めての愛に>へとつながっていくことで、そこから一気に前向きな印象に。

 全体を通して聞くと、切ないバラードと一言で片付けるにはもったいない、Sexy Zoneらしい爽快感のある1曲に仕上がっている。

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於ありさ(ライター)

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