シンパサイザー
原作となったのは、ベトナム系アメリカ人ヴィエト・タン・ウェンによる同名スパイ・スリラー『シンパサイザー』。ベトナムから難民として渡米し、生活した経験のある原作者によるデビュー作にしてピュリッツァー賞およびエドガー賞受賞をはじめとする5つの文学賞を受賞した秀作です。舞台はベトナム戦争末期の1970年代。フランスとベトナムの血を引く大尉は、CIAと協力し南ベトナムの仲間たちと共に米・ロサンゼルスへと脱出する。しかし、彼は北ベトナム陣営のスパイだった。米国での生活を続けながらも、南陣営の動向を北に報告し続けるミッションを負った彼の苦悩とは…。 主演を務めるのはベトナム系オーストラリア人俳優のホア・スアンデ。2つのルーツをもち、2つの言語を操りながら、表裏2つの顔をもつスパイを演じます。また『キリング・イヴ/Killing Eve』でのエミー賞受賞などでも知られるサンドラ・オーは日系アメリカ人ミズ・モリを演じ、大尉の米国生活におけるキーパーソンの1人となります。そして、本年度『オッペンハイマー』でアカデミー賞助演男優賞を受賞したロバート・ダウニー・Jrは1人4役に挑戦。本作品ではアジア系以外で唯一のメインキャストを務め、CIA工作員、教授、映画監督、国会議員をそれぞれ演じています。 フランス人とベトナム人の血を引く共産主義スパイのベトナム戦争末期の苦闘と、難民として渡った米・ロサンゼルスでの生活を描いたスパイ・スリラー。異文化風刺も込められた作品となっている。
ホア・スアンデ/フレッド・グエン・カーン/トアン・ル/サンドラ・オー
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