木村拓哉『未来への10カウント』ジャニーズ初の異才から芸能界のサラブレッドまで 注目の生徒役たち
木村拓哉が主演するドラマ『未来への10カウント』(テレビ朝日系/毎週木曜21時)。木村演じる生きる希望を見失った男・桐沢祥吾が、図らずも高校のボクシング部のコーチになったことで徐々に熱を取り戻し、再生していくさまを描く青春スポーツ・エンターテインメントドラマだ。そんな本作では、桐沢にボクシング指導を受け、彼と徐々に打ち解けていく部員の面々にもフレッシュながら注目の逸材がそろっている。
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■ 高橋海人(King & Prince)
木村演じる桐沢がコーチを務めることになる松葉台高校ボクシング部。部員で唯一の3年生にして部長を務める伊庭海斗を演じるのは、アイドルグループ・King & Princeの高橋海人。昨年放送の『ドラゴン桜』(TBS系)第2シリーズに出演するなど、俳優としても実績を積んでいる高橋だが、ジャニーズで初めて少女マンガ家デビューを果たした異才の持ち主でもある。
そんな高橋が演じる伊庭は、東大合格を狙えるほどの優等生。合格実績を上げたい校長らからは早く受験に専念するよう促されているが、ボクシングへの情熱は人一倍あるという役どころ。第1話では、早くも所属事務所直属の先輩にあたる木村とスパーリングで直接対決するシーンで“競演”し、技術は拙いながらも死にものぐるいで桐沢に向かっていく姿で、ファンの胸を熱くさせた。ちなみに高橋は『ドラゴン桜』でも東大を目指す高校生を演じていた。
■ 山田杏奈
現在のところ部で唯一の女子部員の水野あかりを演じているのは山田杏奈。現在21歳の山田だが、そのキャリアは10年以上と長い。「ちゃおガール☆2011オーディション」でグランプリを受賞して芸能界入り。映画『ミスミソウ』において映画初主演、ドラマ『幸色のワンルーム』(ABCテレビ)でドラマ初主演を飾った後も女優として着実にキャリアを積み重ね、主演ドラマ『早朝始発の殺風景』(WOWOW)の放送も控えている。
そんな山田が演じるあかりは、木村演じる桐沢のやり方にときに反発して、食って掛かることもある強気の持ち主。「強くなりたい」という理由で入部したあかりだが、その背景には家庭の事情が。第3話では、入部した理由が母親に復縁を迫って暴力を振るう元継父を撃退するためであったことが判明。袴田吉彦演じる元継父に強烈なボディブローを食らわすシーンが描かれた。
■ 村上虹郎
ボクシング部員役に名を連ねている村上虹郎は、俳優の村上淳と歌手のUAを両親に持つ芸能界のサラブレッド。2014年に河瀬直美監督の映画『2つ目の窓』で映画初出演にして初主演という鮮烈なデビューを飾ると、以後、数々の作品に出演。前作のNHK連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』への出演も記憶に新しい。ドラマ『MIU404』(TBS系)での不幸な死を遂げた警官役や、映画『孤狼の血 LEVEL2』での悲しい末路をたどる暴力団の構成員役など、短い出演時間でも唯一無二の存在感を放つ。
『未来への10カウント』で村上が演じる西条桃介は、大阪からの転校生という役どころで、第3話現在はまだベールに包まれている。公式サイトでは、ボクシング技術はあるものの、「生意気で調子に乗った言動が多く、何かにつけてトラブルメーカーとなる」と説明されており、ボクシング部をかき乱す存在になりそうだ。