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改めて考える“俳優・二宮和也のすごみ” 『マイファミリー』で才能に再注目集まる

ドラマ

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『マイファミリー』で感じた“二宮和也のすごみ”

 そこから12年が経ち、『マイファミリー』では“父親”という立場から、家族のために奔走している。初回放送日には、“ニノの演技”というワードが、ツイッターのトレンドに上がった。そのなかには、「あまりにもすごすぎて、鳥肌が立った」「演技に引き込まれる」など、いくつもの称賛の声が。筆者も、彼の演技に胸を打たれた一人である。

 ドラマ序盤、二宮が演じる鳴沢温人は、妻の未知留(多部未華子)に比べると平然としているように見えた。娘が誘拐されたにもかかわらず、なぜ落ち着いていられるのだろう。もしかして…? と、彼に疑惑の目を向けてしまった瞬間も、正直ある。

 しかし、娘の誘拐事件を公表した時の手の震えで、温人が抱えていた葛藤を知ることになる。彼は、力強い父親であろうとして、一生懸命に平然を装おうとしていたのだ。涙が溜まっているのに、絶対にこぼれ落とさなかったのも、きっとそんな思いがあったから。役柄の心の内を丁寧にすくい取る繊細さに気付いた時、俳優・二宮和也のすごみを改めて実感した。

 『マイファミリー』は、第3話にして娘の誘拐事件が完結。このまま普通の生活に戻っていくのかと思いきや、新たにとんでもない困難が襲いかかってくるようだ。物語の謎とともに、二宮の鬼気迫る演技にも注目していきたい。(文:菜本かな)

 日曜劇場『マイファミリー』は、TBS系にて毎週日曜21時放送。

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