クランクイン!

  • クラインイン!トレンド

“ご当地番組”が熱い! 全国的人気を集める各地のローカル番組をチェック

エンタメ

(左から)太田光、大泉洋、上田晋也
(左から)太田光、大泉洋、上田晋也 クランクイン!

 TVerなどの配信サービスや番組販売が一般化した昨今、注目されるのが「地方ローカル番組」だ。本来、特定の地方のみで見ることができた番組が全国の視聴者の目に触れることが増え、その隠れた面白さで人気を集めている番組も多い。今回は、全国にファンを持つ地方ローカル番組を紹介していこう。

【写真】全国的人気を集める各地方のローカル番組を一気にチェック

■北海道『水曜どうでしょう』(北海道テレビ放送)


 全国に熱狂的なファンを持つローカル番組の代表格ともいえるのが、北海道で1996年に放送を開始した『水曜どうでしょう』だ。出演者は大泉洋と、所属事務所の社長(現・会長)の鈴井貴之。今では大河ドラマや映画、『NHK紅白歌合戦』の司会を務めるなど国民的人気を誇る大泉だが、番組開始時はまだ大学在学中。その初々しいながらキレキレの“ボヤキ”と過酷すぎる旅ロケの数々がじわじわと人気を集め、2002年にレギュラー放送が終了した後も不定期で“復活”を繰り返している。また、ディレクターの藤村忠寿氏と嬉野雅道氏は、“ふじやん”“うれしー”と呼ばれ、出演者の2人に負けずとも劣らない人気と存在感を確立。全国のテレビ局への番組販売やDVDなどで、4人の旅の様子を今も見ることが出来る。

■東北『サンドのぼんやり〜ぬTV』(東北放送/毎週土曜17時)


 宮城県出身のお笑いコンビ・サンドウィッチマンによる『M‐1グランプリ』優勝後初のレギュラー番組、『サンドのぼんやり〜ぬTV』。サンドウィッチマン自ら企画会議に参加し、体を張ったロケに挑戦していく。震災後は復興支援という要素も大きく取り入れ、東北全体を盛り上げている番組だ。TVerでの配信のほか、番組販売により東北だけでなく北海道や中部、北陸などでも放送している。また、同番組が全国的に注目を集めたきっかけとして、2018年にリリースされた楽曲「ウマーベラス」の存在が。サンドウィッチマンとMONKEY MAJIKがコラボして制作されたこの楽曲は、キャッチーなサビと中毒性のあるPVがSNSなどで話題に。YouTubeでPVが公開されると、たった10日で100万再生を突破。サンドウィッチマンとMONKEY MAJIKは同年に『ミュージックステーション』(テレビ朝日系/毎週金曜21時)にも出演し、同曲を披露した。

■関東『いろはに千鳥』(テレビ埼玉/毎週火曜23時)


 今では大人気コンビとなった千鳥の、関東初冠番組である『いろはに千鳥』。ロケの名人と呼ばれる千鳥が、関東エリアをぶらりと巡る緩いロケスタイルが特徴だ。番組ホームページでは、大悟は「1番プレーンな千鳥がこの番組では見られる」と述べており、ノブも「千鳥の芸歴で培ったものをすべてぶつけます!」とやる気十分なコメントを掲載。しかし番組内では『いろはに千鳥』があまりに“低予算”であることに度々愚痴をこぼしており、7~8週分をまとめて撮影するなど衝撃的なロケスケジュールを他番組でもネタにしている。2014年からスタートした同番組は今年シーズン12を迎え、放送エリアも徐々に拡大中。TVerでの配信やDVDの売れ行きも好調だ。

■東海『太田上田』(中京テレビ/毎週水曜24時59分)


 爆笑問題の太田光、くりぃむしちゅーの上田晋也が「好き勝手におしゃべり」する番組、『太田上田』。愛知県の中京テレビが制作している。2015年のスタート時は5分間のミニ番組として始まったものの、現在は25分間のトーク番組に。全国で見られる地域も徐々に増えており、TVerやHuluでの配信もされている。さらに、全国的知名度をアップさせたのは2020年の公式YouTubeチャンネルの開設だ。過去放送を一挙公開、水曜・金曜・日曜には最新動画もアップしている。現在のチャンネル登録者数は43万人と、東京では“大物芸人”である2人が愛知で見せる素の表情を楽しみにしているファンは多い。

次ページ

西日本で人気のローカル番組は?

1ページ(全2ページ中)

この記事の写真を見る

関連情報

関連記事

あわせて読みたい


最新ニュース

  • [ADVERTISEMENT]

    Hulu | Disney+ セットプラン
  • [ADVERTISEMENT]

トップへ戻る