「実は“付き人”だった芸能人」 大物芸人からハリウッド俳優まで
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■ 中村雅俊の付き人をしていた小日向文世
『コンフィデンスマンJP』シリーズなどで知られる俳優の小日向文世。実は今から約50年前、中村雅俊の付き人をしており、2人は『ボクらの時代』(フジテレビ系/毎週日曜7時)で共演した際に当時の思い出を語っている。
それは小日向が俳優を志していた20歳の頃。当時すでに劇団・文学座のスターだった中村雅俊がスタッフを探していると聞き、入団に有利になると考え応募したという。中村は当時を「付き人という感覚より、ちょっと年下の弟分みたいな感じだった」と回想した。
数年後、小日向の主演舞台に招かれた中村は、そのときの小日向の芝居について「引き込まれていく感じがすごいあった」と振り返った。当時小日向はまだアルバイトをしており、生活が苦しかったが、終演後に話した中村は「俺はお前に仕事を回すことはできるよ。でもお前、それは嫌だろ? 自分ではい上がってこい」と激励。小日向も「頑張ります」と応じて今に至っている。
■ 渡辺正行の付き人をしていたバナナマン設楽
テレビ番組出演本数ランキングで2年連続1位に輝くなど、今や大物お笑い芸人の仲間入りを果たしたお笑いコンビ・バナナマンの設楽統だが、実は若手時代にコント赤信号のリーダー・渡辺正行の付き人をしていた。付き人時代の設楽について、かつて渡辺がラジオ番組『たまむすび』(TBSラジオ/毎週月曜から木曜13時)で語った内容は、のちの大物芸人の片りんを感じさせる。
渡辺は当時乗っていたセドリックのリムジンを設楽に運転させることに。「(車体が)長いからさ、気をつけて乗りなよ」と念を押したものの、設楽は早速初日でぶつけてしまったという。また、渡辺のタバコやジュースのおつかいに行った際、設楽はおつりを自分の懐に入れるという「マイルール」を勝手に作り、貯まったお金で革ジャンを買ったという。設楽がブレイク後に再会した際、その革ジャンを見せられたという渡辺は「革ジャン買えるぐらい貯めたの!?(笑)」と驚いたことを明かしている。当時の設楽について渡辺は「ひょうひょうとしていて、のれんに腕押し的な感じで。なんか言っても、『はーい、そうっすねー。分かりましたー』『あ、イイっすよー』みたいな感じ」と振り返っていた。
■ 浅野忠信の付き人をしていた加瀬亮
共にハリウッド映画に出演するなど、ワールドワイドに活躍している俳優の浅野忠信と加瀬亮。実は加瀬が下積み時代に浅野の付き人をしていた間柄でもある。
浅野はかつて『チマタの噺』(テレビ東京系)に出演した際、付き人としての加瀬について「若いときはそばで面倒見てもらってたんで、ありがたいですね」「加瀬くんは物凄く気が利きました」と、頼もしかったことを回顧している。
そんな2人はこれまで、マーティン・スコセッシ監督の映画『沈黙-サイレンス-』などで何度か共演している。加瀬は同作のジャパンプレミアの際に浅野との共演について「何度か共演したことがあるんですけど、やっぱり今でも浅野さんの前に立つと、そういう関係になってしまうので、やりにくいはやりにくいですね(笑)」と語っていた。
引用:「椎名桔平」インスタグラム(@kippeishiina)