“実は父子”の声優たち 『ONE PIECE』で共演した親子も<今日は父の日>
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■野沢那智(父)&野沢聡(息子)
野沢那智さんは、アラン・ドロンやアル・パチーノ、ブルース・ウィリスの吹替、アニメ『スペースコブラ』の主人公・コブラ役で知られる声優で、2010年10月に死去。72歳だった。
息子の野沢聡は舞台俳優・声優として活躍する役者で、那智さんが亡くなった後は、彼が演じられた役に深く関わる役を担当している。『ジ・オファー/ゴッドファーザーに賭けた男』では、デビュー間もない若き日のアル・パチーノの声を担当。『ダイ・ハード/ラスト・デイ』では、主人公・ジョン・マクレーン(ブルース・ウィリス)の息子・ジャックの声を担当した。
■大塚周夫(父)&大塚明夫(息子)
大塚明夫
2015年、85歳で死去した大塚周夫さん。アニメでは『ルパン三世』や『ゲゲゲの鬼太郎』、洋画ではチャールズ・ブロンソン、リチャード・ウィドマークの吹き替えなど、数々の作品で活躍してきた声優界屈指の名優だった。息子は父譲りの演技力で、現在も多くのアニメや吹き替えで活躍する大塚明夫。キャリアが長い2人は『ONE PIECE』、『機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY』など同じ作品に出演したことも。
また、周夫さんが担当していたアニメ『忍たま乱太郎』の山田伝蔵役は明夫に引き継がれており「父を身近に感じられるという意味で、何よりも得難い形見となりました。父の仕事を汚さぬ様、大切に大切に演じていきたい」とコメントをしていた。