『夢華録』リウ・イーフェイ、“逆境に負けない”ヒロインを好演! 現代女性に支持されたシスターフッドと大人のラブストーリー
ディズニー映画『ムーラン』のリウ・イーフェイと『月に咲く花の如く』のチェン・シャオという2大スターが主演を務め、さらに『神龍<シェンロン>‐Martial Universe‐』のリウ・イエンと『蒼穹の剣』のリン・ユンの共演も話題のロマンス時代劇『夢華録(むかろく)』。中国で2022年度のインターネット再生指数年間ランキング「時代劇ドラマ1位」を記録した大注目作だ。本作は、現代にも通じる女性の視点から封建社会に生きるヒロインたちの友情、恋、成長ドラマを描き中国最大のレビューサイト、Douban(豆瓣)で平均評点8.0という高得点をマーク、女性視聴者から圧倒的な支持を得た。今回は、これほどまでに現代女性に支持されたヒロインの魅力を、3つのポイントに分けて解説していきたい。
【写真】恋煩いに共感必至! 大人のラブストーリーを繰り広げるリウ・イーフェイとチェン・シャオ
■現代を生きる女性も共感! 逆境にめげないヒロインの痛快ストーリー
ヒロインの趙フン児(ちょうふんじ)は官僚の家に生まれるも、父親の罪のせいで何年も身分を賎民に落とされていた過去を背負う女性。そのせいで結婚もままならず、茶坊を立派に経営していくものの女性で商人というだけで差別されてしまう身だ。しかし、趙フン児はそんな逆境にあっても自分の信じた道を後悔せずに突き進み、強く生き抜いていく。
男性に頼らずに自立して生きられる女性になること── 当時の社会では非常に難しい目標を胸にポジティブに頑張る彼女の姿はたくましく、彼女が女性たちを虐げる悪どい男たちに勇敢に立ち向かって、鮮やかにリベンジしていく様は痛快で共感度大。また、これを演じるリウ・イーフェイの凛とした美しさ、エレガントな魅力からも目が離せなくなってしまうはずだ。
■それぞれの個性が光る! 女性3人が助け合って成長していく友情ストーリー
趙フン児と共に世間の荒波を渡っていくのが、料理が得意な孫三娘(そんさんじょう)と琵琶の名手・宋引章(そういんしょう)。婚約破棄してきた恋人の真意を確かめるため都に向かっていた趙フン児は、不実な夫に家を追い出され息子を取られた結果、自殺を試みた孫三娘を救って旅の道連れに。その後、嫁いだ妹分の宋引章が夫に虐待されていると知ると、彼女を救い出して離縁状を勝ち取り、やがて3人一緒に都で茶坊を経営していくことになる。
『夢華録(むかろく)』孫三娘役のリウ・イエン、宋引章役のリン・ユン、ヒロイン・趙フン児役のリウ・イーフェイ (C)Shenzhen Tencent Computer Systems Company Limited
そんなふうにそれぞれがトラブルを乗り越えたのち、手を取り合って新たな人生を始め、3人で励まし合いながら幸せを掴んでいく成長ドラマは感動と勇気を与えてくれる。孫三娘役のリウ・イエン、宋引章役のリン・ユンの個性際立つ好演にも注目だ。
■身分や立場にとらわれない! ときめきに満ちた純愛ストーリー
趙フン児は聡明で完璧な女性に見えるが、実は心の中では賎民だった過去に誰よりも劣等感を感じている。そんな弱さを隠す彼女の強がりな部分まで理解し、優しく受け止めたり叱咤激励したりしてくれるのが、宮廷の秘密警察・顧千帆(こせんはん)だ。自分を尊重して真に愛してくれるパートナーを求める趙フン児にとって、真摯に一生の愛を誓ってくれる彼は理想の男性。
しかし、顧千帆が身分の低い彼女を正妻として娶れば彼の官僚としての前途は絶たれ、亡き母の名誉を回復する悲願も叶えられなくなってしまう。そんなジレンマの中で趙フン児は顧千帆との愛を貫くことができるのか? リウ・イーフェイが顧千帆役チェン・シャオと繰り広げる大人のロマンスはしっとりとした奥深い味わいを魅せてくれる。
『夢華録(むかろく)』DVDは、7月5日(水)リリース。同日よりU‐NEXTで独占先行配信開始。