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福原遥×深田恭子『18/40』、“有栖”18歳の覚悟と魅力をチェック!

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■「妊娠、出産、育児」と「夢、目標、仕事」は両立する? しない?

 亡き母の影響で抱いたキュレーターになるという夢に向かって歩き始めようとした有栖。しかし康介との子どもを妊娠したことが分かり、人生の大きな選択を迫られることになる。そのあと彼女にかかわってきた女性たちは、彼女の妊娠を知り、さまざまな角度から意見を投げかけてきた。

 有栖の彼氏・康介の母、由美子(シルビア・グラブ)は、暗に産まない選択を促してきた。そして「まさか、産むなんて言わないわよね!?」「あなたの人生、これからなのよ?」「将来、やりたいことだって何かあるんじゃない?」と問いかけた。そして「子どもを産んで育てると言うことは、それを諦めるということなのよ」とも伝えた。

 また突然の腹痛に有栖が苦しんでいるとき、偶然通りかかった瞳子が連れて行ってくれた産婦人科医の柴崎薫(松本若菜)からは、「産む、産まない、を決められるのはあなただけです。あなたの身体は、あなたものだから」「望まない妊娠だったり、産めない事情があった場合、妊娠を中断することは決して悪いことではありません」「産む選択をした場合は、私たちが全力であなたとあなたの赤ちゃんをサポートし守ります」と言われた。そして有栖を助けた瞳子は「あなた若いから、ママになってもこれから先の人生、いっぱい楽しいことが待っていていいな」と羨ましがった。

 10代の女性が、子どもを産み、育てるということは、どういうことなのだろうか。中絶を考えていたときに有栖が瞳子に言ったように「子どもを産んだら大学に行けなくなる」「将来の夢もかなわない」「スタートラインにも立てない」のか。産婦人科医・薫が力強く伝えたように、「医師など周囲の協力があればできること」なのか。康介の母が有栖を諭したように、「自分の夢を諦めなくてはできないこと」なのか。それとも瞳子が「私みたいに後悔してウジウジしているくらいなら、世界中敵に回してでも自分の気持ちに嘘をつかないで、自分の生きたい人生を諦めるなってこと」「あなたがそうしたいと思ったら、握力全開にしてすべてを手に入れなさい」というアドバイスが正しいのか。ひとつ確実なことがあるとすれば、薫が言ったように、望まない妊娠や産めない事情がある場合、妊娠を中断することは決して悪いことではないということだけだ。

 さまざまな選択肢がある中で有栖が下したのは、「夢や目標を叶えること」と「妊娠、出産、育児」の両立だった。もちろん、10代でシングルマザーになることへの不安はあるだろう。それでも18歳で大きな人生の選択をし、歩き始めた有栖。

 第2話では、大学の勉強をしながら、お金を貯めようとバイトを掛け持ちし、奮闘する様子が描かれる。人生の大きな岐路で“諦めない”選択をした有栖を、今後も見守っていきたい。

 火曜ドラマ『18/40~ふたりなら夢も恋も~』は、TBS系にて毎週火曜22時放送。

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