クランクイン!

  • クラインイン!トレンド

『ベルサイユのばら』38年前にも映画化されていた! 国民的声優だらけのキャストを振り返る

アニメ

映画『ベルサイユのばら 生命あるかぎり愛して』オスカル・フランソワ・ド・ジャルジェ役の戸田恵子
映画『ベルサイユのばら 生命あるかぎり愛して』オスカル・フランソワ・ド・ジャルジェ役の戸田恵子 クランクイン! 写真:高野広美

関連 :

戸田恵子

水島裕

富山敬

キートン山田

 池田理代子原作の漫画、『ベルサイユのばら』。1月31日、作品誕生50周年を記念した、映画劇場版『ベルサイユのばら』が公開される。作品は完全新作となる予定で、ファンの期待が高まっている。実は本作は、1987年にも『ベルサイユのばら 生命あるかぎり愛して』と題して豪華キャストで公開されていた。本稿では1987年版に出演した声優陣を紹介する。

【写真】かつてレジェンド声優たちが演じた『ベルばら』、2025年に美しくよみがえる

 1972年から73年まで『週刊マーガレット』(集英社)に連載され、高い人気を誇った『ベルサイユのばら』。1979年から80年には日本テレビでアニメが放送され、幅広い世代に作品が周知されることになった。

■戸田恵子

 女性でありながら軍人として革命期のフランスを生きたオスカル・フランソワ・ド・ジャルジェを演じたのは、戸田恵子だった。『それいけ!アンパンマン』(日本テレビ系)のアンパンマンの声を長年務めていることで有名だ。そのほかにも『ゲゲゲの鬼太郎』の第3シリーズ(フジテレビ系)『きかんしゃトーマス』で主役の声を担当した。

 また、女優としても『ショムニ』『お水の花道』(フジテレビ系)『ちゅらさん』(NHK総合ほか)などのテレビドラマや、映画『ラヂオの時間』『THE 有頂天ホテル』にも出演。その演技力が高く評価されている。

 2025年の『ベルサイユのばら』でオスカルを務めるのは、沢城みゆき。沢城は戸田が所属していた青二プロダクションの後輩で、『ゲゲゲの鬼太郎』の第6シリーズで主役の鬼太郎を演じたという共通点がある。

■水島裕

 オスカルの従者かつ幼なじみのアンドレ・グランディエ役は水島裕が担当。中学生1年生で舞台『王様の私』でデビューすると、俳優、声優、タレントとマルチに活動。NHKのクイズ番組『連想ゲーム』や、NHK教育テレビ『やっぱりヤンチャー』『ともだちいっぱい』に出演し、「ゆう兄さん」の愛称で親しまれた。

 今回アンドレを演じるのは、声優、俳優、シンガソングライターとして活動する豊永利行だ。

■上田みゆき

 オーストリアの姫として生まれ、14歳でルイ16世の妃になるためフランスにやってくるマリー・アントワネットを演じたのは、上田みゆき。日本テレビで1979年に放送されたアニメバージョンでも声を担当しており、唯一の続投となった。

 上田は1954年にニッポン放送のラジオドラマ『ポッポちゃん』に子役としてデビュー。その後、『エイトマン』『宇宙の騎士テッカマン』『超電磁ロボ コン・バトラーV』など、1970~80年代の人気作品に数多く出演した。

 2025年版では、『涼宮ハルヒの憂鬱』の涼宮ハルヒ役を務めた平野綾が担当する。

■富山敬

 オスカルを親友として慕い、アントワネットと運命の出会いを果たすスウェーデン伯爵、ハンス・アクセル・フォン・フェルゼン役は富山敬が演じた。『佐武と市捕物控』の佐竹や『タイガーマスク』の伊達直人など、主人公を次々と担当。なかでも『宇宙戦艦ヤマト』の古代進はハマり役となり、超人気声優の1人となった。

 1990年には『ちびまる子ちゃん』の初代さくら友蔵役を担当し、高い人気を維持する。1995年に体調を崩し、56歳の若さで死去。誠実な人柄で声優仲間や後輩からの信頼が厚く、惜しむ声が多数上がった。また、2008年から声優アワードで「その年に声優という職業を最も世の中に浸透させた功労者」におくられる「富山敬賞」が創設された。

 今回の映画では、俳優・歌手・声優の三刀流で活躍する加藤和樹が演じる。

■キートン山田さん

 フランス衛兵隊に所属し、オスカルも一目置くほどの剣の腕を持つアラン・ド・ソワソンを演じたのは、キートン山田さんだ。1960年代に会社員兼俳優として活動していた山田さんは、1970年から声優業を開始。『ゲッターロボ』の神隼人役など、多数にアニメに出演した。

 1990年から『ちびまる子ちゃん』のナレーションを開始。鋭いツッコミや「後半に続く」というフレーズが人気となり、『ローカル路線バス乗り継ぎの旅シリーズ』(テレビ東京系)『ポツンと一軒家』など、テレビ番組のナレーションを担当し、高い人気を誇った。

 ちびまる子ちゃんのナレーションを28年務め、2021年3月で声優業を引退。担当番組を全て降板し、表舞台から退いた。

 2025年版では、『アイドルマスター シンデレラガールズ』のプロデューサー役や『アナと雪の女王』シリーズのオラフ役を演じた武内駿輔がアランを担当する。

関連記事

あわせて読みたい


最新ニュース

  • [ADVERTISEMENT]

    Hulu | Disney+ セットプラン
  • [ADVERTISEMENT]

トップへ戻る