休み知らずの歌舞伎役者・片岡愛之助、ラブリン人気を支える3つの魅力

“ラブリン”の愛称で親しまれる歌舞伎役者・片岡愛之助。大ヒットドラマ『半沢直樹』でオネエ口調の国税局のエリート・黒崎俊一を演じるや、その顔は一気に全国区となり、本業の歌舞伎を筆頭に、CM、テレビドラマ、映画、ゲーム『妖怪ウォッチ』の声優、紅白歌合戦のゲスト審査員など、様々なジャンルで大活躍!! なぜこうも引く手あまたなのだろうか。ラブリンの魅力を探った。
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「演出意図を理解する能力、そして、それを自分のものとして出す力。何よりも色気があります」と、俳優としての片岡愛之助の魅力を話してくれたのが、トラヴィス代表取締役・武内健氏だ。というのも、武内氏はホラー漫画界の巨匠・楳図かずお初監督作『MOTHER マザー』(9月27日公開)の製作プロデューサーを務め、同作の主人公・楳図かずおを演じるのが片岡愛之助なのだ。
「2012年秋の段階で、脚本をもとにキャスティングしていくなか、愛之助さんが歌舞伎だけではなく、映画の仕事に積極的という情報が松竹さんから入り、楳図かずお役として検討しました。また、以前、テレビドラマ『ハガネの女』で、どこかシニカルで自然体な教師役を演じていた愛之助さんを見ており、その演技スタイルに非常に興味を持っていたんです。歌舞伎役者と知ったのはその後でした」。